- セキュリティがもっとも重要、BinanceCEOが発言
- Binanceの代表者CZ氏は、先日のデルタサミットのインタビューにて、取引所を安定させて継続するために最重要なのはセキュリティであり、その上で全ての機能が適切に稼働している状態を保つことだと述べた。
- 仮想通貨先進国マルタとBinance
- CZ氏はさらに、マルタに支部を置いたことに関しても触れた。Binanceは積極的に前向きな施策を打って行きたいとのことで、今月のはじめには、マルタ証券取引所の子会社であるMSX PLCが、Binanceとの備忘録にサインしている。
CZ曰く:セキュリティが要
世界最大の仮想通貨取引所BinanceのCEO=CZ氏は、先日デルタサミットのインタビューにて、仮想通貨市場で取引所を成功させることや、今後仮想通貨取引所が直面するであろう規制の問題、さらにマルタに支部を置いた理由などについて様々な意見を語った。
彼は、取引所を安定させて継続するためにもっとも重要なのは①セキュリティと②全ての機能が適切に稼働している状態を保つことだと述べた。
さらに同氏は以下のように続ける。
取引所は、最重要なのは固いセキュリティだ。その上で、優れた商品と適切に働いていることが必要不可欠である。
また、仮想通貨取引所がぶつかりうる壁である法的規制も国と密接に絡み合っていると言い、仮想通貨市場で詐欺を行う人々は市場を操作したがっているのだとしつつ、以下のように述べた。
詐欺を行おうとする人は常にいる。パフォーマンスの悪いプロジェクトでも取引所に上場してしまうのだ。こうしたものと戦うと言う意味では仮想通貨取引所はもっとも過酷なビジネスの一つかもしれない。
そして、彼は仮想通貨市場への新たな参入者に対して、勢いで飛び込んでしまう前に流行りをよく調べてから加入してくることを勧めている。
Binanceは最も倫理的な取引所として運営されている。なので、この取引所が当然続いていくというユーザーからの期待を背負っているのだ。
仮想通貨先進国マルタとBinance
CZ氏はさらに、マルタに支部を置いたことに関しても触れた。
彼によると、Binanceはマルタによる前向きな政策を打って行きたいという。
また、今月のはじめには、マルタ証券取引所の子会社であるMSX PLCが、Binanceとの備忘録にサインしている。
当証券取引所を通して、Binanceはセキュリティ・トークンを発行しようと目論んでいる模様だ。
さらに、CZ氏は、マルタはすでにブロックチェーン技術の世界的な中心地となっていると強調した。
デルタサミットでは、マルタの財務相が、多くの人々が仮想通貨を利用できるようになれば、既存の金融仲介事業者は意味をなさなくなる、と言及し、ブロックチェーン技術を『破壊的な技術』だとして評価していた。
コインポスト で報じたように、先週、マルタの首相は国連の場で、仮想通貨こそがお金の未来となると語るなどして、同国の積極的な姿勢を見せた。