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大手仮想通貨取引所Bitfinexの価格乖離の原因、アービトラージは可能か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テザー:米ドルの価格乖離
仮想通貨取引所ビットフィネックスでビットコインの価格が先週2%ほど上昇した。同取引所では現在、法定通貨の入出金は一時停止しており、仮想通貨同士での売買が可能、テザー(USDT)の対ドル下落がビットフィネックスでのビットコイン価格上昇をもたらしたとみられる。

ビットフィネックスにおける価格とテザー下落

仮想通貨取引所ビットフィネックス(Bitfinex)におけるビットコインの価格が先週上昇した。

これはテザー(USDT)の下落と同じ時期のことだ。

ビットフィネックスでは、新規ユーザーはビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨をテザー(USDT)によってしか購入することができない。

香港を拠点に活動する仮想通貨ライターのJoseph Youngは、テザー(USDT)の価格が$1から$0.98へと2%下落したことで、ビットフィネックスにおけるビットコイン価格が同程度のプレミアムを得たとしたうえで、仮想通貨トレーダーであるAlex Krugerの以下の分析を紹介している。

なぜテザー(USDT)が下落したのか

Alex Krugerによれば、テザー価格下落の原因は以下の3つがある。

  1. 投資家が規制のよりしっかりしているアルトコインであるジェミニドル(Gemini USD)やPaxへと移っている。
  2. 投資家は仮想通貨を購入するためにテザー(USDT)を売却している。
  3. テザーLLC関連の銀行問題

特に、ノーブルバンクの破綻ビットフィネックスとHSBCの関係の先行き不安感から、今後もテザー(USDT)がUSドルと1対1の割合で取引できるようになるかも不明だ。

また、ビットフィネックスがテザー(USDT)のみでしか取引できないことについて、Krugerは「ビットフィネックスは事実上のテザー(USDT)取引所だ」と述べたうえで、こうしたテザー(USDT)の価格下落とビットフィネックスのプレミアムについて「偶然ではない」との見解を示した。

投資家は、理論的にはビットフィネックスでビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨をプレミアム価格で売ることも可能であったが、その際は代価をテザー(USDT)で受け取ることになるため、テザー(USDT)の価格変動についても考慮しなければならなくなる。

なお、現在はビットフィネックスでの価格乖離は解消されているようだ。

ビットコインの価格乖離

出典:Bittrex

現在(2018/10/14 12:00時点)、米仮想通貨取引所Bittrexでのビットコイン(BTC)価格は、BTC/米ドル(USD)= 6192ドルとなっている。

出典:Bittrex

対照的に、BTC/USDT= 6335ドルとなっており価格乖離が起こっている。

出典:BitMEX

BitMEXではさらにBTC価格は、6202ドルとなっており、今回のテザーの問題が影響していると考えられるだろう。

参考記事:What’s Causing 2% Bitcoin Premium on Bitfinex? Possibility of Arbitrage

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