はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「ビットコイン価格上昇の背景には各国の通貨安もある」米ARKのウッドCEO

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場分析

米資産運用企業ARK Investmentのキャシー・ウッドCEOは3日、CNBCの「Squawk Box」に出演し、暗号資産(仮通貨)ビットコイン(BTC)の価格上昇の背景には、世界各国における通貨安もあると語った。

米国でビットコイン現物ETF(上場投資信託)の取引が開始したこともビットコインの価格を押し上げているとしながらも、人々はあまり話題にしないが、法定通貨の価値の減少も背景にあると指摘している。

ウッド氏は今回、イーロン・マスク氏率いるテスラの業績やRedditのIPO(新規株式公開)などについて話す中で、ビットコインについても質問に答えた。その際に、上記のようにビットコインの相場について見解を語っている。

関連テスラとSpaceXのビットコイン保有数が約2万BTC 購入再開も確認か=Arkham追跡

関連IPO株式上場目指す掲示板大手Reddit、ビットコインとイーサリアムの保有が判明

通貨安になっている国の例としては、ナイジェリアやエジプト、アルゼンチンを例に挙げた。ウッド氏は「こういった国では通貨安や、購買力と富の減少に対するヘッジとしてビットコインが買われている」と指摘している。

関連ビットコイン円建てで過去最高値更新|15日金融短観

他にも「政権が堕落したり、質の低い財政・金融政策が実行されたりした時の保険としてもビットコインは機能している」と発言。また、「昨年に米国の銀行が続けて破綻した際にビットコイン価格は40%上昇した。ビットコインにはカウンターパーティリスクがない」とも主張している。

カウンターパーティリスクとは

取引等の相手方(カウンターパーティ)が債務不履行などを起こすことにより損害を被るリスクのこと。

▶️仮想通貨用語集

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

強気の価格予想

ウッド氏は今年1月にもSquawk Boxに出演し、その時はビットコイン価格の見通しを改めて示していた。

基本的なシナリオでは2030年までに1BTC=60万ドル(約9,090万円)の水準まで上昇すると予測。また、強気のシナリオでは同年までに150万ドル(約2.2億円)まで上昇する可能性があるとの見方を示している。

この時の予測の根拠には、現物ETFが承認されて機関投資家らのマネーが入りやすくなることを挙げていた。なお、同社はビットコイン現物ETFを提供している企業である。

関連「ビットコインは2030年までに2億円超まで上昇する可能性がある」米ARKのウッドCEO

現在は一時期に比べてビットコインETFへの資金流入は減少しているが、多くのETFのカストディアンを務める米コインベースもウッド氏と同様の見方を示している。

先月末に公開した週次市場レポートで、米国のブローカーディーラーが遵守すべき新規金融商品に対する審査期間などを根拠に、中期的には米国を拠点とするビットコイン現物ETFに「かなりの資本が流入する可能性がある」と予想した。

関連2Qは仮想通貨市場にとって強気となる可能性=コインベースレポート

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/04 土曜日
13:30
仮想通貨強気相場を加速か? トランプ米大統領が最大2000ドルの給付金を検討
米国のトランプ大統領が関税収入を基に最大2,000ドルの国民給付金を検討している。コロナ禍では給付金がビットコイン上昇を後押ししており仮想通貨市場への影響が注目される。
11:40
ビットコインマイニング大手MARA、BTC保有量が1兆円に迫る
Maraが発表した9月の生産実績によると、218ブロックを獲得し前月比5%増を記録した。ビットコイン保有量は52,850BTCに達し、上場企業の中でストラテジーに次ぐ第2位の保有額。
11:05
ウォルマート傘下のワンペイ、仮想通貨取引機能を年内追加へ
ウォルマートが過半数を所有するフィンテック企業ワンペイが年内にモバイルアプリで仮想通貨取引とカストディサービスを開始すると報じられた。
10:15
ビットコイン現物ETFへの週間流入が3300億円到達、「アップトーバー」の兆しか
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFへの週間流入額が3,300億円に到達した。過去データから10月の上昇傾向「アップトーバー」が注目されている。
09:50
テザーなど、金トークントレジャリー設立で2億ドル調達へ=報道
テザーとアンタルファがトークン化ゴールドを蓄積するトレジャリー会社設立のため2億ドル以上の資金調達を協議中とブルームバーグが報じた。
08:30
ビットコイン円建て史上最高値更新、米政府閉鎖で逃避資金が集中|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、円建てで史上最高値を記録。米政府の閉鎖によって「無国籍資産」としてのビットコインの存在感が強まり、投資家心理は極めて強気である。
07:50
コインベースが連邦信託認可を申請、決済サービス拡大の狙いで
仮想通貨取引所大手コインベースが3日に通貨監督庁に国家信託会社認可を申請したと発表した。カストディ事業を拡大し決済関連サービスを提供する計画で、銀行になる意図はないと明言。
07:42
コインベースとSamsung、Galaxyスマホユーザーに仮想通貨体験を提供へ
コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
06:40
24銘柄以上の仮想通貨関連ETFが新規申請、米政府閉鎖で承認手続きに遅延
様々な投資運用会社が3日に24銘柄以上の仮想通貨ETFを新規申請したと報じられた。しかし米国政府閉鎖によりSECの審査プロセスが停止し、承認時期が不透明になっている。
06:10
BNBが1100ドル突破でBNBチェーン銘柄大幅高、CAKEが40%高騰
仮想通貨BNBが3日に1,100ドルを突破したことでBNBチェーンのネイティブプロトコルへの投資家関心が再び高まった。パンケーキスワップのCAKEトークンは24時間で約30%上昇。
05:45
イーサリアム財団、6.6億円相当ETHをステーブルコインに換金予定
イーサリアム財団が4日に1000ETH(6.6億円相当)を売却すると発表した。CoWSwapのTWAP機能を使用し、研究開発や助成金、寄付の資金調達を目的としている。
10/03 金曜日
18:27
野村HD傘下Laser Digital、暗号資産交換業登録を目指す
野村HD子会社Laser Digitalが、日本で暗号資産交換業者登録を目指し金融庁と協議中。スイス発の同社は国内金融機関向け事業展開を計画。
17:37
積立NISAの次は?35歳会社員のイーサリアム投資入門
積立NISA実践中の35歳会社員が、次の投資先として注目するイーサリアムステーキング。月5,000円から始められる暗号資産投資の基礎知識、積立NISAとの違い、リスクと対策を専門家がわかりやすく解説。家族への説明方法も紹介
17:36
月2万円で始めるイーサリアム 35歳会社員の積立シミュレーション
月2万円のイーサリアム積立投資で5年後の資産はどうなる?35歳会社員が実際の数字でシミュレーション。頭金50万円のケースや価格変動パターン別の詳細な試算結果、始め方の3ステップまで具体的に解説します。
13:55
「ミームコインは仮想通貨への入り口として重要」=ギャラクシーデジタル考察
米仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは最新レポートで、ミームコインはもはや単なるブームではなく、仮想通貨市場への新規参入者誘致に重要な役割を果たしていると指摘した。一方、ごく少数のトークンのみが生き残り、大半は衰退するなど、ギャンブル性が高いことには注意を促した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧