申請企業との対話を促す
米SECは現在申請中のイーサリアム現物ETFについて、パブリックコメントを募集し始めた。いよいよ審査段階が終盤を迎えるが、5月の最終期限までには間に合わない可能性も出てきた。
具体的には、グレースケール、フィデリティ、ビットワイズの3社に関連するイーサリアムETFの取り組みに関して、利害関係者から規則変更案に関する意見を募集するために3週間のコメント期間を新たに設けた。
Bitwiseは先週SECに申1請を提出したばかりだったが、グレースケールとフィデリティはすでに2回延期判断を受けている。
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イーサリアムETFについて1月にビットコインETFの米国での初実現から期待感が高まっていたが、現在の多くの申請の最終期限となる5月23日までに承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退。1月時点では70%あったが、現在は20%程度まで低下してきたようだ。
なお、ゲンスラーSEC委員長はこれまで、ビットコインETFに対する承認(の根拠)は他のトークン銘柄には適用されないと強調していた。
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