UNIトークン急落
UniswapラボのHayden Adams創設者は11日、米SECから訴訟を起こされるという警告を受けたと明かした。同社の最高法務責任者は”権力の乱用”と批判した。
Adams氏のSNS投稿によると、SECはUniswapラボに対し、水曜日に「ウェルズ通知」を送付した。その内容は、Uniswapが未登録証券ブローカーおよび未登録証券取引所として活動していることに焦点を当てたものだという。
一方、Uniswap側は取り扱っているトークンについて、「トークンはPDFやスプレッドシートのようなデジタルファイル形式であり、様々な価値を保存することができる。すべての紙が証券でないように、トークンは本質的に証券ではない。Uniswapで取引されている多くのものは、ステーブルコインや、コミュニティやユーティリティのトークン、イーサリアムやビットコインのようなコモディティだ」と反論した。
ウェルズ通知とは、企業や個人に対してSECが法的措置を講じる予定であることを正式に伝える公文書。過去には、コインベースを提訴する前にそれを送付した事例があった。
Adams氏はSECの”取締りによる規制”について、「SECが、明確で十分な情報に基づいたルールを作るのではなく、ユニスワップやコインベースのような長年の優良企業を攻撃することに重点を置いていることは、しばらく前から明らかだったのだ」と述べ、「仮に、トークンが実際に証券であった場合、SECは企業が登録するルールを作るのを今まで拒否している」と指摘した。
このニュースを受け、UNIトークンは約12%急落した。投資家はSECがUNIトークンを未登録有価証券と分類しかねないと懸念しているようだ。
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