はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

【更新情報】Coinbaseは評価額80億ドル目論むか|噂が相次ぐ仮想通貨関連企業によるIPO

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨企業のIPO
仮想通貨業界では一般的にICOが資金調達の手段としては主流だが仮想通貨関連事業を展開する大企業のIPO出資に関する憶測が飛び交っている。今回は最近噂されているCoinbaseとBitfury、BitmainのIPOについての情報をまとめた。
CoinbaseのIPOに関して
*CNBCの仮想通貨番組の最新情報によれば、Coinbaseは評価額80億ドルの5億ドルを調達している。初期投資家Adam Draper氏が80億ドルは過小評価と言及した。
IPOとは
Initial Public Offeringの略語。 日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と表す。具体的には、株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすることを指す。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

憶測絶えない仮想通貨大企業のIPO

仮想通貨業界では、一般的に行われるIPOではなく、ICOという独自の資金調達手段を利用しており、昨年はICOで総額5600億円相当の資金調達が行われていた

しかしそうした中で、仮想通貨取事業やマイニング事業で成功を収めている3大企業がさらなる発展の為にIPOによる出資を検討しているニュースが頻繁に見受けられる。

今回はここ2ヶ月噂されているCoinbaseとBitfuryのIPOについての情報をまとめた。

最新情報:Coinbase噂のIPOに関して

昨夜 (10月26日)、CNBCの番組「CryptoTrader」のホストRan NeuNer氏は、先日米ロサンゼルスで開催されたカンファレンスCrypto Invest Summitにて、Coinbaseに関するIPOの噂について、以下のように報じたビデオを掲載した。

Coinbaseに詳しい情報筋(Coinbaseの従業員ではない)によると、Coinbaseは評価額72~80億ドルを見込み、現在5億ドルのファンドを調達している最中である。

このファンディングラウンド、『優先出資』と『普通株』の二つの段階と分かれている。

同番組によると、Coinbaseの経営現状は以下の通り。

  • 取引所の口座数:2500万
  • 仮想通貨か法定通貨を保有する口座数:700万
  • 毎月取引している口座:60万
  • 前四半期の売上高:9000万ドル
  • 2017年Q4の売上高:4億5000万ドル
  • 顧客による売上高:80%
  •       
  • 機関投資家による売上高:15%

そして、NeuNer氏は、Coinbaseの初期投資家(6年前に約1千万ドルを出資した)Adam Draper氏(米著名ベンチャーキャピタリストTim Draper氏の息子)にIPOの噂について取材を行い、Adam氏はこの様に語った。

Coinbaseの株に対する需要がとても多いだろう。もしIPOを行うなら、もっと購入したい。

Coinbaseは間違いなく、1兆ドルの価値を持つ上位10企業の一つになると思う。

80億ドルという評価額は、むしろ過小評価だ。

CoinbaseのIPO噂の背景

今月上旬、Recode社の報道でCoinbaseがIPOをした場合、評価額は80億ドルとなると匿名ソースが発言し、波紋を呼んだ。

またそれに続き、以前CoinPostでも報道した 億万長者で仮想通貨界隈の著名人であるMichael Novogratz氏がCoinbaseに対しTiger Capital社が5億ドルの出資を検討している事を明らかした。

これらの報道から最も有名な仮想通貨取引所の一つであるCoinbaseのIPOに対する期待が高まっている為、Crypto Traderで報道される内容に注目が集まっている。

Coinbaseの業績

世界最大級の仮想通貨取引所であるCoinbaseは5月には4つの機関投資家向けの新たなサービス・新製品を開始した。

  • Coinbase Custody
  • Coinbase Markets
  • The Coinbase Institutional Coverage Group
  • Coinbase Prime

また今月には上述したCoinbase Custodyが同社の子会社として独立した上で、ニューヨーク州金融サービス局から信頼憲章の交付をもらった。

これにより、従来のカストディ業者と同様、機関投資家は規制に準拠しながらCoinbaseに資産管理を託すことが可能となった。

さらに仮想通貨取引所Coinbaseは9月末に長らく主要5つの銘柄しか扱わなかった仮想通貨の取り扱い銘柄を拡大していく方針を明らかにするなど、下落相場の中で着実に事業拡大を展開している。

Bitfury

Bloomberg誌の報道内のソース元によると本日仮想通貨マイニングにおける有名事業のBitfury社もIPOを検討中である事が判明した。

身元を明かさなかった内部関係者によると複数の世界規模の大銀行と話を進めているとのこと。

BitfuryのGlobal Ambassadorを務めるMarc Taverner氏によると今年5月時点で世界における約11〜15%のマイニング機器がBitfury社のマシンであるという企業だ。

同社は2013年から独自ASICの開発を開始した他、データセンターの運営、外販やホスティングサービスも行なっており、ソフトウェア事業に力を入れている。

Bitmain

また以前CoinPostでも報道した通り、Bitmainは既に世界最大級の取引所の一つである香港証券取引所でIPOの申請を行なっている。

Bitmainは中国の世界最大級のマイニング企業で、ビットコインのハッシュレート、マイニング量も随一を誇っている。

s9を筆頭としたAnt Minerなどのマイニング機器の販売、クラウドマイニングやマイニングプールなどのマイニング事業展開している。

なお、本稿執筆時点でも香港証券取引所へのIPO申請は未だ承認されておらず、どのような査定を受けるか、IPOの開始時期や公開される株式数も明らかにされていない状態だ。

CoinPostの関連記事

【速報】明日、CoinbaseのIPO詳細が公開、CNBC Crytptraderのホスト務めるRan Neuner‏氏がツイート
CNBC Crytptraderのホスト務めるRan Neuner‏氏が、明日、CNBC Cryptotraderは、Coinbase IPOの詳細を独占公開するとツイートした。
BitmainがIPOを正式申請、財務詳細が公開|ビットコインキャッシュの高騰に影響か
世界最大の仮想通貨マイニング企業であるBitmainが香港証券取引所でIPOの申請を行なったことが明らかになった。その申請書の中で、Bitmainの財務詳細が公開され、着実な成長を遂げていることが示唆された。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
10:22
マイケル・セイラー氏、国家主導のビットコイン銀行システムを提案
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアブダビで、ビットコイン担保型の高利回りデジタル銀行システムを各国政府に提案。20兆〜50兆ドルの資本流入を見込むが、価格変動性への懸念も。中東の全政府系ファンドと会談を実施。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約47億円規模の自社株買い実施へ
仮想通貨ハイパーリキッドの財務企業ハイパーリキッド・ストラテジーズは、最大約47億円規模の自社株買いを実施すると発表。延期や中止の可能性もあるが最大で12カ月間実施する計画である。
09:40
アルゼンチン中銀、民間銀行による仮想通貨取引の解禁を検討か=報道
ビットコイン支持のミレイ政権下で、アルゼンチン中央銀行が民間銀行による仮想通貨取引サービスの許可を検討中だと伝えられる。実現すれば普及が促進される可能性もある。
09:35
UAE初、イスラム系銀行ルヤがビットコイン投資サービスを開始
UAE拠点のイスラム銀行ルヤが8日、仮想通貨インフラプロバイダーのフューズと提携し、モバイルアプリを通じてビットコイン投資サービスを開始した。イスラム系銀行として初めて顧客にBTCの売買を可能にする。
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
07:15
仮想通貨投資商品、先週は1110億円超の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週の資金フローは約1,116億円の純流入だったと報告。ビットコイン、XRP、チェーンリンクの投資商品の需要が高かった。
07:02
ビットコイン担保をデリバティブ市場で使用、米CFTCがトークン化パイロットプログラムを開始
米CFTCがビットコイン、イーサリアム、USDCなどのデジタル資産をデリバティブ市場で担保として使用するパイロットプログラムを開始した。トークン化担保に関する新たなガイダンスも発行している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧