6年間眠っていたクジラが活動再開
6月28日に、米政府、およびクジラ投資家から、98億円相当のビットコインが取引所へ送金されたことが確認された。売却目的と見られる。
データ追跡のArkhamによると米政府は、11.84 BTCを送金した。比較的に小規模な送金だったが、これを含めて米政府は今週合計約4,000 BTCを取引所コインベースに入金し、売圧への警戒を高めた。
The wallet address marked as "US Government" transferred 11.84 BTC worth $726k to 3KHnTqDh2LUmzYe8hgSnxY2QHFcNmuuso9 at UTC+8 today. This may be a small test before a large transfer. The wallet holds the funds seized from Estonian crypto entrepreneurs Potapenko and Turogin.…
— Wu Blockchain (@WuBlockchain) June 28, 2024
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一方、「12EMDoUhaNCuWZeeT6ey61AkjKyzmjV2m3」というビットコインのクジラ(大口保有者)のウォレットは、過去6年間使用されていなかったが、1,000 BTC(96.8億円)をコインベースに送信した。このウォレットは現在ほぼ空になっている。
眠っているビットコインが大量に売却されることは市場警戒の材料になりやすい。過去にも今年の1月に、ビットコインETFが米国で上場したタイミングで、49,858 BTCが動かれたことが確認され話題となっていた。
また、今週初めに、2014年に経営破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所マウントゴックスの破産管財人が、7月上旬に債権者へのビットコイン・ビットコインキャッシュの弁済を行うと発表したことも売り材料となり、思惑売りを加速させている状況だ。
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