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マウントゴックス、5000億円相当のビットコインをクラーケンに送金か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たに弁済を実施

ブロックチェーンデータを提供するArkhamは16日、経営破綻したマウントゴックスから暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンに、4万8,641BTC(5,000億円相当)のビットコインが送金された可能性が高いとXに投稿した。

この件については、クラーケン自身がマウントゴックスから資産を受け取ったことを認めている模様。クラーケンは、弁済に90日間という期間を設定しているが、1週間から2週間で弁済処理を行うと説明しているという。

マウントゴックスとは

2010年から2014年にかけて運営された、東京を拠点とする仮想通貨取引所。かつて、ビットコイン取引量の70%以上を占めていたが、ハッキング被害により2014年に閉鎖した。

▶️仮想通貨用語集

Arkhamのデータによると、昨日はマウントゴックスとラベリングされているウォレットから複数回に渡ってビットコインが送金されている。一方で、ほとんどがマウントゴックスの別のウォレットへの送金だった。

4万8,641BTCが送金されたウォレットについては、Arkhamがクラーケンに関連したウォレットである可能性が高いと指摘。他にも、ビットコインとビットコインキャッシュをマウントゴックスから受け取ったと伝えるメールをクラーケンが送信したことが、SNSなどで報告された。

また、「The Block」は、このメールの内容が正しいとクラーケンに確認をとったと報じている。メールには、資産を受け取ったこと以外に、1週間から2週間で弁済処理を行うことも書かれているという。

クラーケンは、マウントゴックスの弁済において、代理受領業者に指定されている。代理受領業者とは、債権者が資産を受け取るためにマウントゴックスに協力する企業。他にも、ビットバンク、SBIVCトレード、BitGo、Bitstampが代理受領業者になっていることがわかっている。

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マウントゴックスからの発表

また、16日にはマウントゴックスも、一部の債権者に弁済を実施したことを発表した。

今月5日に続き16日にも弁済を行なったとし、これまで1万3,000名を超える債権者にビットコインとビットコインキャッシュを弁済したと説明。5日には、マウントゴックスからビットバンクなど複数箇所へ送金が行われたことがわかっていた。

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マウントゴックスは今回も、今後の弁済については、安全かつ確実に弁済できることが確認できしだい、速やかに実施していくと説明。Arkhamがマウントゴックスとしてラベリングしている上記のウォレットは、本記事執筆時点でビットコインを13万8,985BTC(1.4兆円相当)保有している。

なお、マウントゴックスが管理しているビットコインの数量は、14万2,000BTCと伝えられていた。

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