さらなる追加購入のため
米マイクロストラテジーは2日発表の四半期報告で、暗号資産(仮想通貨)ビットコインを追加購入するための資金調達計画を伝えた。
同社は今回の声明で「当社は引き続き自己資本を綿密に管理しており、20億ドルの新たな市場公募増資プログラムの登録届出書を提出している」と述べた。20億ドル(約3,000億円)に相当する資金は転換社債の販売によって調達される見込みだ。
ビットコインを購入するためにこれまで複数回にわたって株式に転換する債券を販売してきたため、流通する株式総数は増えつつある。そのため、マイクロストラテジーは今回「BTC利回り」という指標を導入した。
声明によると、BTC利回りは、マイクロストラテジーが保有するビットコインの、希薄化後の発行済み株式に対する比率の経年変化率だ。ビットコイン保有量と全ての潜在株式総数との比較を示すものとして、「今年は累計で12.2%の利回り(1株あたり0.122 BTC)で、今後3年間は毎年4%〜8%を目指す」という。
なお、BTC利回りのKPI(キー・パフォーマンス・インジケーター)は営業成績指標でも、財務指標でも、流動性指標でもなく、従来の金融用語でいう「利回り」に相当するものでもないと説明した。
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