はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

田村淳氏が加納裕三氏に切り込む、仮想通貨投資の未来|WebX2024

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン1000万円時代:私たちが考えるべき金融投資と未来への備え

CoinPost株式会社が企画・運営し、一般社団法人WebX実行委員会が主催する国際Web3カンファレンス「WebX」において、タレントの田村淳氏と、株式会社bitFlyer Holdings代表取締役CEO 加納裕三氏による特別対談が実現した。

経済動画メディア「ReHacQ」の特別企画であるこの対談は、『ビットコイン1000万円時代:私たちが考えるべき金融投資と未来への備え』をテーマとした。田村氏は自身の投資経験を共有しつつ、加納氏に対して独自の視点から鋭い質問を投げかけた。両氏は、仮想通貨投資の戦略、市場動向、そして日本における仮想通貨の展望について、実践的な議論を展開した。

仮想通貨投資の現状

田村氏は自身のビットコイン投資経験を共有。1BTCあたり18万円の時期に2BTCを取得し、その後他の仮想通貨にも投資を広げたという。

加納氏は、ビットコインがリスクヘッジとして認識され、ポートフォリオの定番となりつつある現状を説明。米国では両党支持者がビットコインに熱狂する一方、日本ではまだ保守的な傾向が強いと指摘した。また、仮想通貨の価格変動要因として、政治的イベントなどのニュース要因も挙げた。

億り人への道

田村氏は「数万円の投資で、今から億り人を狙えるか?」と質問。加納氏は「BTCでは難しい」としつつ、新技術や将来性のある小規模銘柄への投資、長期保有(HODL)の重要性を強調した。また、まだ気づかれていない技術革新や、多くの人が注目しそうな銘柄を見極める必要性にも言及した。

仮想通貨、実用化の展望

決済手段としての仮想通貨の未来について、加納氏はステーブルコインの役割に言及。仮想通貨のオープンプラットフォームとしての特性を活かし、国際送金の容易さや24時間利用可能な点を利点として挙げた。

「寿司を食べながらライブ配信して、ブラジルの視聴者から瞬時に決済してもらう世界」を挙げ、国境を越えた即時決済の可能性を示した。

さらに、ブロックチェーンゲームや社会課題解決型の仕組みの可能性も議論。換金可能なゲームの普及や、オンラインサロン内でのポイント制度への仮想通貨の活用など、実用化の具体例が示された。

会場アンケートでは多くの参加者が仮想通貨投資経験者であることが判明。日本の仮想通貨取引口座保有者数が1000万人を超え、FX市場に迫る規模であることも紹介された。

加納氏は、税制改革への期待を表明。税率の軽減が実現すればWeb3産業の育成や収益増加につながり、日本の国際競争力向上に寄与すると述べ、今年中の実現に意欲を示した。同氏は一般社団法人日本ブロックチェーン協会(JBA)の代表理事として、規制当局との折衝を進めている。

WebXは、国内最大手のWeb3メディア「CoinPost」を運営する株式会社CoinPostが企画し、一般社団法人WebX実行委員会が主催するもので、今年は8月28・29日に「ザ・プリンスパークタワー東京」で開催される。

関連:齋藤経産大臣「WebXから革新的なイノベーションが起きることを期待」|WebX2024

▼登壇者概要

田村 淳(Atsushi Tamura)
吉本興業株式会社 タレント
1973年12月4日生まれ、山口県出身。1993年、ロンドンブーツ1号2号結成。コンビとして活躍する一方、個人でもバラエティー番組に加え、経済・情報番組など多ジャンルの番組に出演。300万人超のフォロワーがいるX(旧Twitter)、YouTube「田村淳のアッシュch」の開設、オンラインコミュニティ「田村淳の大人の小学校」を立ち上げるなど、デジタルでの活動も積極的に展開。2019年4月に慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科に入学、2021年3月修了。お城が好きで現在7城の観光大使を務めており、全国制覇を目指す。タレントの枠を超えて活躍の場を広げている。

▼登壇者概要

加納 裕三(Yuzo Kano)
bitFlyer 代表取締役
東京大学大学院工学系研究科修了後、ゴールドマン・サックス証券株式会社等を経て、2014年に株式会社bitFlyerを共同創業。bitFlyer創業以降、暗号資産の国内の法改正に関する提言や自主規制ルールの策定等に尽力すると共に、暗号資産交換業者であるbitFlyer USA, Inc.のCEO、bitFlyer EUROPE S.A.のチェアマンを歴任。グローバルな視点で暗号資産交換業業界の発展に貢献。2018年に自主規制団体である一般社団法人日本仮想通貨交換業協会(現、一般社団法人日本暗号資産取引業協会:JVCEA)を発起人として設立。内閣官房主催の官民データ活用推進基本計画実行委員会にも有識者として出席。現在、株式会社bitFlyer Holdings代表取締役CEO、株式会社bitFlyer 代表取締役、株式会社bitFlyer Blockchain代表取締役、bitFlyer USA, Inc.のDirectorを務めるほか、一般社団法人日本ブロックチェーン協会(JBA)代表理事を務める。その他にも、ISO/TC307国内審議委員会Committee会員、一般社団法人Metaverse Japanのアドバイザー、防衛省オピニオンリーダーなども務め、創業以来掲げるbitFlyerのミッションである「ブロックチェーンで世界を簡単に。」の実現に向け、様々な場面でweb3業界の発展に向け意欲的に活動中。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
12:00
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」、チケット販売開始
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」が2026年7月13日・14日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。本日よりVIP Pass、Business Pass、Booth Passのチケット販売を開始。開幕セール価格は2月28日まで。
11:52
ビットコイン、政府系ファンドは8万ドル台で買い増し 日銀政策と円キャリートレードにも注目
ブラックロックのフィンクCEOは、複数の政府系ファンドがビットコインの大幅下落局面で買い増していたことを明らかにした。一方、CryptoQuant CEOは2022年のような大暴落は起きにくいと分析。市場は12月の日銀政策決定に注目、円キャリートレードの動向がビットコイン含むリスク資産に影響を与える可能性を考察する。
11:20
「ストラテジー社は株価指数から除外されてもBTCを売却しないだろう」Bitwise
Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は、ストラテジー社は株価指数から除外されてもビットコインは売却しないだろうとの見方を示した。その根拠を説明している。
10:15
XRPレジャーの流通速度が年間最高値を記録 オンチェーン活動が急増=CryptoQuant分析
XRPレジャーの流通速度流通速度が12月2日に年間最高値0.0324を記録。大口保有者による2100億円規模の買い増しや取引所準備金の減少など、オンチェーン活動の活発化が確認された。CryptoQuant分析。
10:05
年末にかけての下落リスクを軽減する価格帯は? ビットコイン最新市場分析=Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新週間レポートを発表。需要低迷と含み損拡大の中、年末の下落リスクを抑える価格帯などを分析している。
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧