PLTなどがアプトスに移行
暗号資産(仮想通貨)パレットトークン(PLT)開発元の株式会社HashPaletteは3日、Palette Chainをアプトスネットワークへ移行することを目指すと発表した。
HashPaletteは現在の親会社であるHashPortの完全子会社からAptos Labsの完全子会社へと移行する予定だ。HashPaletteの株式をHashPortからAptos LabsことMatonee Incに譲渡することで3社が契約を締結した。
【お知らせ】
— Palette(パレット) (@hashpalette) October 3, 2024
株式会社HashPaletteは完全親会社の株式会社HashPort(@hashport_io )と、Aptos Network(@Aptos )を開発するAptos Labsとの合意に基づき、Palette ChainのAptos Networkへの移行を目指し、HashPortの完全子会社からAptos… pic.twitter.com/Rw0uQkSo2j
アプトスのモー・シャイフ創設者兼CEOは、「アプトスの拡張可能なインフラと世界トップクラスのチームにより、日本のユーザーと開発者はエンターテインメントとデジタル分野において新たな可能性を切り開くことができるだろう」とコメントしている。
Palette Chainのガバナンストークンであるパレットトークン(PLT)は、11月下旬(予定)を目途に、一定の交換期間を設定して、アプトスネットワークのネイティブトークンであるアプトス(APT)へと引き換えられる予定だ。
仮想通貨取引所などでの引き換え実施となる見込みで、引き換え時のレートは、現在のところPLT1個につき、APT 0.00339139個となる予定だ。引き換えにより取得されたAPTには、1年間の売却禁止期間が設けられる可能性もある。
なお、交換レートや売却禁止期間については、引き換えを実施する取引所との協議などによって、今後変更となる可能性もある。詳細は、別途アナウンスされる。
これに関して、HashPaletteのパレットトークン(PLT)および、エルフトークン(ELF)を取り扱っているbitFlyer(ビットフライヤー)は2日、声明を出した。
本日、株式会社HashPaletteより、HashPaletteの主要株主が株式会社HashPortからMatonee Inc.に異動する予定との通知を受領しました。… pic.twitter.com/1NnGrIiAkN
— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) October 2, 2024
同社で今後、PLTやELFの取扱いを継続できなくなるリスクが浮上しており、現在HashPaletteに対して、ビットフライヤーがチェーン移行などへの対応を完了するまで取り扱いを続けられるよう措置を講じることを求めていると述べた格好だ。
なおエルフトークンは、HashPaletteが開発・運営するNFTファーミングゲーム「THE LAND エルフの森」で使用されるトークンである。
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ゲームや万博ウォレットも移行
アプトスへの意向に伴い、エルフトークン(ELF)や、Palette Chain上のNFT(非代替性トークン)・ゲームなどのコンテンツも、順次アプトスへ移される計画だ。
「THE LAND エルフの森」は、今後アプトスのゲーム・エコシステムとも連携していく見込みである。
現在の親会社HashPortは、大阪・関西万博「EXPO2025」で使われるデジタルウォレットの協賛企業だ。
このウォレットに関してすでにPalette Chainで発行されているNFTについてもアプトスへ移行し、完了後はアプトスが「EXPO2025デジタルウォレット」の唯一のブロックチェーンとなる見込みである。
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アプトスの月間アクティブアドレスは最近増加しており、9月時点では750万に達した。なお、同月のイーサリアムのアクティブアドレスは1,230万だ。
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