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ペイパル、世界四大会計事務所EYにステーブルコイン「PYUSD」で支払い実行 コインベース活用

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーブルコインPYUSDで支払い

大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは3日、決済大手PayPal(ペイパル)が、コインベースアカウントを利用して、世界四大会計事務所の1つであるアーンスト・アンド・ヤング(以下、EY)に支払いを行ったと述べた。

EYも、コインベースのプライムサービスを利用して仮想通貨の支払いを受けつけ、仮想通貨を保管する企業に加わったことになる。

コインベースは、すでにペイパル、グーグルクラウドを提供するアルファベット、EYなど様々な「フォーチュン500」企業がコインベースのサービスに信頼を寄せているともアピールした。

「フォーチュン500」は、米国の経済誌『フォーチュン』が毎年発表する米国内の最大手企業500社のランキング。各企業の年間総収入を基準にして順位が決められる。

ペイパルは、コインベースのプレミアムアカウントに入金されたPayPal USD(PYUSD)を使用してEYの請求書支払いに成功した格好だ。PYUSDはペイパルが発行する米ドル建てステーブルコインである。

関連:PayPalステーブルコインPYUSD、ソラナでローンチ

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、アルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

▶️仮想通貨用語集

コインベースの機関向けセールス担当ディレクター、スティーブン・カポッザ氏は、次のようにコメントした。

ますます多くの「フォーチュン500」企業が、当社に仮想通貨による決済について問い合わせている。その内容は、概念実証の調査から、完全な導入へと急速に変わってきているところだ。

ステーブルコインは即座に決済され、ボーダーレスであり、保有していれば利益を得ることもできるため、企業とそのベンダーのワークフローが改善される。

関連:初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

また、ペイパルの市場開発ディレクターを務めるスティーブ・エヴェレット氏は、ステーブルコインのような仮想通貨を使用すると、決済は24時間365日、ほぼ瞬時に行われるため、企業は資金をより早く活用できると述べた。

グーグルクラウドは、2022年にコインベースと長期の戦略的パートナーシップを締結。その一環として、一部の顧客に、クラウドサービス料金の支払いで仮想通貨を利用できるようにしている。

関連:グーグルクラウド、仮想通貨決済導入へ 米コインベースとの提携発表

ペイパルの動き

今回の決済は、ペイパルが自社のステーブルコインPYUSDを用いてビジネス取引を行った最初の事例ともなった。コインマーケットキャップによると、ステーブルコインの時価総額ランキングで、PYUSDは現在7位にランクインしており、時価総額は約7億ドル(約1,030億円)だ。

ペイパルは9月、米国の加盟店が法人アカウントから直接に仮想通貨を購入、保有、販売できるようにした。消費者にはすでに提供していた機能を、ビジネスにも提供する格好だ。

さらに、ペイパルの法人アカウント利用者は、同社が扱っている仮想通貨を外部のブロックチェーンアドレスとの間で送受信できるようになった。

関連:ペイパル、法人アカウントで仮想通貨の売買と送金を可能に 米国で

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