新ゲーム「Captain Laserhawk」
フランスの大手ゲーム会社Ubisoftは、近日中にイーサリアムレイヤー2のアービトラム上で1万体のNFTコレクションを発売する計画を発表した。このNFTは、同社が開発中の新作シューティングゲーム「Captain Laserhawk: The G.A.M.E.」への早期アクセス権を付与するものだ。
「Captain Laserhawk: The G.A.M.E.」は、Netflixアニメシリーズ「Captain Laserhawk: A Blood Dragon Remix」の世界観をベースにした対戦型マルチプレイヤーゲーム。ゲーム内にはアサシンクリードやレイマンなど、Ubisoftの人気フランチャイズキャラクターも登場予定だ。
アービトラム上でミントされる1万体の「Niji Warrior ID NFT」は、ゲームへの早期アクセス権に加え、ガバナンスへの参加や進捗状況の追跡機能も提供する。プレイヤーのスコアに応じてNFTが進化し、新たな特典やガバナンスにおける影響力が増大する仕組みだ。
NFTのミントは、NFTマーケットプレイスMagic Edenで実施される。これは同プラットフォーム初のアービトラムNFT対応となる。ミント価格などの詳細は未発表。
Magic Edenは既にソラナ(SOL)、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ポリゴン、ベースのNFTプロジェクトをサポートしている。
「Captain Laserhawk: The G.A.M.E.」は8月に発表され、Web3ガバナンスを通じてコミュニティがストーリーに影響を与えることができる「トランスメディア体験」として紹介された。
今回のNFT発表は、8月下旬に実施されたクローズドベータテストに続くものだ。ベータ参加者はNDAに署名しており、ゲーム映像はほとんど公開されていないが、限られた情報からは鮮やかな色彩と激しい戦闘が繰り広げられる様子がうかがえる。
Some partnerships just make sense. We’ve teamed up with @ubisoft to launch their newest game, @EdenOnline_exe, built on the @arbitrum blockchain.
— Magic Eden 🪄 (@MagicEden) October 4, 2024
With this comes their upcoming NFT mint, and the first Arbitrum mint on Magic Eden.
Welcome to the Home of Web3. pic.twitter.com/k5xoORGbV6
Ubisoftは長年にわたりブロックチェーン技術への投資を続けており、2021年末にはTezos上で「Ghost Recon: Breakpoint」のゲーム内NFTをリリースした。「Captain Laserhawk: The G.A.M.E.」は、「Champions Tactics: Grimoria Chronicles」に続く同社2作目の本格的なブロックチェーンゲームとなる。
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