- JPモルガン社CEOはビットコインを批判している一方で企業での採用を促している
- ビットコインが無視することのできないほどの大きな金融ツール(通貨)になっていることを示しているでしょう
- 中国のICO禁止令はほぼ機能していない
- なぜなら中国内の利用者は迂回方法をみつけ、さらに近隣国でのビットコイン利益率は上昇している
- 禁止令後にBTCの価額が直ちに回復
- ビットコインの値強さ及び現実世界の市場が与える影響力の低さを表している
中国の様な大国がICOや取引を禁止した後、市場や利用者はショックを受けたようですが、今ではそれは逆にビットコインの存在感をさらに強調するプラスの出来事となったようです。
中国でICOが禁止された後、全ての取引を禁止する報道(もちろんジェイミー・ディモン氏(JPモルガンチェイス社CEO)のビットコインへの辛辣な批判などを含む報道)が流れ、ビットコインは一時約3,000ドル(320,000円)まで下落しましたが、その直後に回復し今では4,000ドル(420,000円)ラインを維持しています。
中国禁止令後、通貨の利用者は禁止令を迂回する新しい方法をみつけ、日本や香港などは利益を得、人々はディモン氏の策略(JPモルガン社のブロックチェーン採用への動き)を暴き、結果として市場でのビットコインの存在感は今まで以上になっています。
まだまだ右肩上がりのビットコイン
ピーター・ヴァン・バルケンバーグ氏(ワシントンに在し仮想通貨の研究を行う非営利研究企業Coin Centerリサーチ取締役)は中国の反応をポジティブに捉えます。バルケンバーグ氏は、
どのビットコインの禁止令の効果も真意のはっきりしないものです。中国のような強い政府が仮想通貨のような主流の取引を禁止したと言うことは、その技術は機能しているという意味の現れで、ブリッシュ(相場が上向き)に捉えられます。もしそれらの制御を克服できれば、政府から独立したことを踏まえさらなる証明になり、急進するでしょう。
と述べます。
これらの禁止令や厳重な取り締まりはビットコイン利用者にとって厄介かもしれませんが、不可能になったわけではありません。禁止令に影響された者達はLocalBitcoins(現地のビットコイン)を使用し、さらには国政が制御するメッセージアプリ‘WeChat’からも離れています。ICO側では、企業はICO事業立ち上げがしやすいスイスやシンガポールなどの取り締まりが緩い国へ移動しています。
もはや中国は強大国ではない
中国での海外間仮想通貨取引の割合はかつてほど高くはないことをみると、数年前ほど取り締まりが厳重になったことの影響はないことがわかります。デジタルコインデータサイト‘Bitcoinity’によると、過去6ヶ月の中国通貨(ユアン)対ビットコインの取引は全体の19%に縮まり、これは昨年の90%と比べるとかなり大きな差があることがわかります。
これらのマイナスな打撃から急激に反発(回復)できることをみると、現実世界の市場がビットコインの価額に圧力をかけることはほぼないことを示します。
過去の変動を見ると20%の暴落は少ないともみれます。ビットコインは強大に成長し根付いたために未来に起こる一つ二つの災難や事故が価額に大きな影響を与えることはないでしょう。
Market Reaction to China News Shows Bitcoin Too Big to Kill
SEP 21, 2017 By Darryn Pollock
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