はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米ブロック社、ビットコインマイニング部門の資金強化 7~9月期決算報告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロック社7~9月期決算報告

ツイッター(現X)の共同創業者ジャック・ドーシー氏が率いる金融テクノロジー企業ブロック社は7日、2024年7~9月期の業績を報告。2025年は暗号資産(仮想通貨)マイニング部門にこれまでより多くの資金を充てる方針だとしている。

ブロック社は、マクロ環境が引き続き安定していると仮定すれば、2025年に、決済サービスSquareの米国および海外での総決済額(GPV)の前年比成長率は加速すると予想し、以下のように続けた。

新たな取り組みの中で、私たちは状況に基づいて投資を見直している。TIDALへの投資を縮小し、TBDへの投資も段階的に縮小していく予定だ。

これにより、製品の市場適合性が高く、需要のパイプラインが健全なビットコインマイニング事業と、ビットコインのセルフカストディウォレット「Bitkey」に投資する余地が生まれる。

TIDALは、ブロック社が2021年に買収した音楽ストリーミングプラットフォームだ。また、TBDはデータとIDを個人が管理できる分散型ウェブのプラットフォームである。

ブロック社は2024年3月、六角系型ウォレット「Bitkey」の出荷を開始した。

関連:米ブロック社、ビットコインウォレット「Bitkey」出荷開始

ブロック社の7~9月期の粗利益は前年比19%増の22億5,000万ドル(3,440億円)だった。Cash Appが13億1,000万ドル、Squareが9億3,200万ドルで牽引している。

3nmのマイニングチップ開発

ブロック社は4月、自社開発ビットコインマイニングチップの完成を発表。7月には、マイニング大手コア・サイエンティフィックに、このチップを供給する契約を締結した。

このチップは約15 EH/s(エクサハッシュ/秒)のハッシュレート性能を持ち、大きさは3ナノメートル(3nm)だ。なお、エクサハッシュとは1秒間に100京回のハッシュ計算ができる能力である。

ハッシュレートとは

マイニングの採掘速度のこと。日本語では「採掘速度」と表現される。単位は「hash/s」。「s」は「second=秒」で、「1秒間に何回計算ができるか」を表す。マイニング機器の処理能力を表す際や仮想通貨のマイニングがどれくらいのスピードで行われるかを示す指標として用いる。

▶️仮想通貨用語集

ブロック社によると、このマイニングチップを中心に構築される同社のマイニングプラットフォームは、大規模なマイニングオペレーションの効率、信頼性、稼働時間を向上させるものだ。

データセンター内のスペースと運用リソースを最適化するように設計されており、既存のインフラと接続可能で、ハードウェア・スタックの再利用も促進。持続可能性や互換性に重きを置くとしている。

関連ビットコインのマイニング難易度、初の100兆突破

ドナルド・トランプ氏が大統領に再選し、仮想通貨に前向きな政策が期待されているところだ。マイニング関連の動きも注目されている。

トランプ氏は6月に上場ビットコインマイナーのマラソンやライオットなどの幹部と会合した後、「残りのビットコインはすべて米国製にしたい」と発言していた。

関連:トランプ氏大統領再選でビットコイン政策はどう変わる? CoinShares分析

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
17:42
FRBが3年半にわたる量的引き締め(QT)終了、仮想通貨市場に流動性改善の可能性
米FRBが12月1日、3年半にわたる量的引き締め(QT)を終了した。約2.4兆ドル規模の資産縮小後、仮想通貨市場への流動性改善が期待される。2019年QT終了時はビットコインが短期下落後に上昇した経緯があるが、専門家は政策効果の遅延やインフレ動向など不確実性に慎重な見方も示している。
16:04
走行映像でGARコインを還元 ドラレコアプリ「セトラス」が地方創生DXモデルを始動
セトラスが市民のドラレコ映像を行政業務に活用し、専用暗号通貨「GARコイン」で報酬を還元する地方創生モデルを発表。実証実験に参加する自治体を3枠限定で募集している。
13:55
コインベースへの情報開示請求が過去最多の1.2万件、欧米で協力要請急増 実態判明
コインベースが2025年透明性レポートを公開し、60カ国以上から12,716件の情報開示請求を受領し、前年比19%増加となったと報告した。米国の件数がトップだが、米国外からの請求は53%を占め前年比2%増加した。
13:15
米FDIC、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」運用規則案を12月下旬に公表予定
米FDIC代行議長がステーブルコイン規制「ジーニアス法」の運用規則案を今月に公表する予定だと表明。トークン化預金や仮想通貨業界のデバンキング問題についても対処を説明した。
12:29
カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ
米予測市場カルシがソラナ上で予測市場契約のトークン化を開始。オンチェーン取引により匿名性が向上し、開発者のサードパーティ構築も可能に。評価額110億ドル、約3500市場を運営する同社は仮想通貨ユーザーの流動性獲得を目指す。
11:00
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏、利益相反報道を否定
米トランプ政権のAI・仮想通貨特命官デビッド・サックス氏がNYタイムズの利益相反報道を否定した。名誉毀損専門の法律事務所に対応を依頼し、倫理規定遵守を主張している。
10:40
ゴールドマンがイノベーター買収、ビットコイン連動ETFも取得で仮想通貨事業拡大
ゴールドマン・サックスがETF大手イノベーターを20億ドルで買収すると発表した。買収にはビットコイン連動ファンドQBFも含まれ、ゴールドマンの仮想通貨関連商品ラインアップが拡大。
10:14
リップル、シンガポールでライセンス範囲拡大 XRPとRLUSDによる決済事業を強化
リップルがシンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの拡大承認を取得。XRPとRLUSDを活用した決済サービスを強化。アジア太平洋地域のオンチェーン活動は前年比70%増で、同地域での事業拡大を加速。
10:02
ビットコイン100万円幅急落、yETH流出事故で大規模清算|仮想NISHI
ビットコインは軟調な推移が続いている。1日には一時8万5,000ドルを割り込み、日本円ベースでも24時間比で100万円超の下落となった。背景には、イーサリアムが「フサカ・アップデート」を目前に控えロングポジションが積み上がる一方、Yearn FinanceでyETHの流出事故が発生し、ロングポジションの清算が連鎖したことがある。
09:20
リミックスポイント、12億円規模のWeb3関連事業投資を中止へ
リミックスポイントは、事前に予定していた12億円規模のWeb3関連事業投資の中止を決定。仮想通貨ビットコイン購入以外の調達資金使途を変更した。
08:40
ハッキング被害から3.7億円相当回収、ヤーン・ファイナンス
ヤーン・ファイナンスがyETH関連のハッキングで盗まれた資産のうち約240万ドル相当を回収した。回収作業は継続中で被害者への返還を予定している。
07:35
mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示
ストラテジー社のフォンレCEOがビットコイン売却の具体的条件を初めて明言した。株価が保有資産を下回り資金調達が不可能になれば売却も選択肢の1つとなる。
07:05
ストラテジー、約2240億円の米ドル準備金を確保
ストラテジー社は、優先株の配当と負債の利子の支払いのために約2,240億円の米ドル準備金を確保したことを発表。目的を説明し、仮想通貨ビットコインの買い増しも報告した。
07:00
チェーンリンク初のETF、NY証券取引所に上場予定
仮想通貨チェーンリンク(LINK)に投資する上場投資信託(ETF)が12月3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始予定。NYSEアーカがグレースケール・チェーンリンク・トラストETFの上場を認証した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧