上がり続けるBTC
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は、日本時間2024年11月13日午前5時45分頃、史上最高値となる90,000ドル(約1,391万円)を記録した。円建てでも最高値をつけた。
ビットコインは前日夜に一時85,000ドル台(約1,314万円)まで下落したものの、その後反発し上昇基調を取り戻した。
ビットコインが連日史上最高値を更新する一方、この日の米S&P500指数は小幅安となり、一部のビットコイン・仮想通貨関連銘柄も下落した。主な関連銘柄の終値は以下の通り(前日比):
- マイクロストラテジー:356.5ドル(+4.8%)
- コインベース:319.1ドル(-1.5%)
- マラソン:25.23ドル(+0.8%)
- ロビンフッド:33ドル(+0.6%)
主な上昇要因:
- 次期トランプ氏政権がもたらし得る規制緩和
- FRB(連邦準備制度理事会)が8日のFOMC会合で0.25%の追加利下げを決定
- 米共和党の下院選過半数獲得見通し(トリプルレッド)
- マイクロストラテジーによる過去最大規模の買い増し(27,200BTC)を報告
- ブラックロックのビットコイン現物ETFが45億ドル(約6,960億円)の記録的な出来高を達成
- トランプ氏の財務長官候補がビットコイン支持を表明し戦略的ビットコイン準備金設立計画を支持
アナリスト見解:
プレスト・リサーチのリサーチ責任者ピーター・チョン氏は、ザ・ブロックの取材に対し「現在ビットコインの投資機会を分析していないファンドマネージャーは、顧客に対する受託者責任を果たしていない可能性がある」と指摘。「現代ポートフォリオ理論を理解する者なら、ビットコインへの少額配分のメリットを認識しているはず。規制環境の改善と現物ETFの利用可能性を考えれば、もはや見過ごせない」と述べた。
また、米大手仮想通貨投資企業NYDIGも4月11日のレポートで、今後ビットコインが政策面でも無視できない重要な要素となり、ビットコインを保有しないことが経済的リスクになると分析している。
関連:「ビットコインを保有しないことは経済的リスクに」NYDIGレポート
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