メタプラネット社、ビットコイン追加購入
メタプラネット社は19日、約17億5,000万円相当のビットコイン(BTC)を新規購入し、暗号資産への投資をさらに拡大した。同社の発表によると、今回の買い増しで総保有額は約160億円に達する。
同社は124.117ビットコインを1BTCあたり約1,410万円で取得。この結果、保有数は1,142.287BTCとなった。前日には17.5億円の普通社債を発行し、その資金を今回の購入に充てている。
メタプラネットが追加で124.11ビットコインを購入。 pic.twitter.com/FpZN6ooDwE
— Metaplanet Inc. (@Metaplanet_JP) November 19, 2024
この発表を受け、東証スタンダード市場に上場する同社の株価は19日、前日比15.1%高の2,295円で取引を終えた。
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BTCイールドとは
円安やマイナス金利政策を背景に、メタプラネットは今年4月から財務戦略の一環としてビットコインの保有を開始。米マイクロストラテジー社が考案した「BTCイールド」を主要経営指標として採用し、投資パフォーマンスを測定している。同指標は2024年7-9月期の41.7%から10-11月期には186.9%まで上昇した。
BTCイールドは、ビットコイン保有額を完全希薄化発行済株式数で除した値の変化率を示す指標で、株主価値に対するビットコイン投資の効果を測定する。
完全希薄化発行済普通株式数とは
今後株式に転換される可能性のある権利(新株予約権、新株予約権付社債、その他株式を取得できる権利が行使された場合に発行されるもの)を含めた株式数。
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