年内ローンチできるか
米仮想通貨関連企業リップルのデビッド・シュワルツCTOは、年内のステーブルコイン「RLUSD」ローンチに対する希望を依然として持ち続けているようだ。The Block主催の仮想通貨カンファレンス「Emergence」に登壇し、見解を語ったという。
同社は4月にステーブルコインのローンチを発表し、8月からテストを開始。10月には、アップホールド、ビットスタンプ、ビットソなど複数の取引所パートナーを選定した。
しかし、年末年始の休暇シーズンが大きな障壁となっている。シュワルツ氏自身、「パートナーが円滑に始動できるようにすることが最優先」と述べ、クリスマスや年末年始の休暇による遅延のリスクを認めている。特に、規制プロセスが非常に複雑であることが課題となっているようだ。
RLUSDは、ニューヨーク州の信託を通じて発行され、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)による厳格な規制の下で運営される。シュワルツ氏は、この規制当局を「ステーブルコインの金本位制的な規制当局」と評価し、プロセスと法令遵守の徹底的な審査が進行中であることを明らかにした。
リップル社は4日に噂されていたローンチを見送り、Xで正式に説明を行った。ニューヨーク金融サービス局(NYDFS)と密接に協力し、最終的な承認を得てからローンチを進める姿勢を強調した。
RLUSDは米ドルの預金、短期米国債、現金同等物によって完全に裏付けられ、XRPレジャーとイーサリアムメインネットでベータテスト中である。今後は新しいブロックチェーンやDeFiプロトコルへと段階的に拡大する計画だ。
関連:リップル社、ステーブルコインRLUSDのローンチに関して声明
XRPの価格は過去30日間で343%上昇し、2021年の高値を超える勢いを見せた。
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