AIプロトコル「BAD」を支援
イーロン・マスク氏の愛犬の名を冠したWeb3プロジェクト「Floki」は15日、BNBチェーンで立ち上げられる予定のAI(人工知能)エージェント・プロトコル「BAD」の立ち上げを支援すると発表した。
Flokiは、イーサリアム(ETH)や、ソラナ(SOL)、Baseなどのチェーンには多数のAIエージェントがあるものの、BNBチェーンでは、まだ傑出したAIプラットフォームがないと指摘。次のように続けている。
BADは、AIエージェントの設計と展開のための業界で最も柔軟なフレームワークを提供し、BNBチェーン上のAIにおけるオープンソース・イノベーションを牽引する地位を確立していく。
BADは、DeFi(分散型金融)やDAO(分散型自律組織)におけるIDに関するレイヤー1プロトコル「Galactica.com」を創設したマイク・サルヴォダヤ氏が設立したプロジェクトだ。
BNBチェーンでのみ起動するAIエージェントのローンチパッドであり、高度なAIエージェントの設計、モジュール拡張、展開を可能にする。
プラットフォームの機能スイートには、トランザクションボット、ローンチパッド、音声生成、画像生成、SNS統合、アニメーション・アバターなどが含まれる予定だ。
AIエージェント銘柄は、Virtuals Protocol(VIRTUAL)やai16z(AI16Z)、Dolos The Bully(BULLY)などに牽引され、今月には時価総額が1.5兆円(約100億ドル)を超えたところだ。
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一方、Flokiは2023年10月に、現実資産(RWA)トークン化プラットフォーム「TokenFi」をローンチ。コードを書くことなく資産をトークン化できる仕組みであり、独自トークン「TokenFi(TOKEN)」を発行している。
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BADトークンをエアドロップ
BADトークンの総供給量の35%は、Flokiのエコシステムにエアドロップされる予定だ。
27%がオンチェーンのFLOKI保有者や対応する中央集権型取引所上のFLOKI保有者に配布。4%がオンチェーン上のTOKEN保有者に、さらに4%がFlokiのトレーディングボットのユーザーに配布されることになる。
また、BADトークンの総供給量の10%は、Flokiのトークン化プラットフォーム「TokenFi」のローンチパッドにおけるプレセールで購入可能だ。
これは、TokenFi Superchargerプログラムを通じてTOKENをステーキングしている者のみが対象となる。プレセールでは、より早くから、より長い期間にわたって、より多くのTOKENをステーキングした者が優遇される仕組みになる。
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エアドロップとは
仮想通貨(トークン)を無料配布すること。仮想通貨の認知度向上など、マーケティングを目的としているケースが多い。ブロックチェーンがハードフォークして、新しい仮想通貨が生まれた場合にもエアドロップを行う場合がある。
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