ビットコイン投信をローンチ
イスラエルで31日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の6本の投資信託(ミューチュアルファンド)がローンチされることがわかった。現地メディアが25日に報じた。
これらの投信は、間接的にビットコインに投資できる金融商品。米大統領選の結果などを受けビットコインの価格が上昇基調にあること、イスラエル証券庁(ISA)の承認を得たことから、投資家の関心の高まりが期待されているという。
6本の投信は、米資産運用最大手ブラックロックの現物ETF「IBIT」に連動するもの、S&Pやシカゴ証券取引所が提供する指数に連動するもの、ビットコインのパフォーマンスを超える利益を目指すものが含まれる。
これらの投信は、年内最後の取引が行われる31日に一斉にローンチ。日本や米国と同様、投資家は銀行や投資会社を通じて、投信を購入することができる。
イスラエルでは、ISAがビットコイン投信を承認するように投資企業らが働きかけていたようだ。過去2年に渡ってISAに承認を求める活動を行い、先週に認可された。
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一方で、仮想通貨業界からは、投信のローンチが遅くなったことを悔やむ声が上がっているという。例えば2024年の最初にローンチしていれば、投資家が今年のビットコイン価格の上昇で利益を得ることができたと指摘している。
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イスラエルの動向
イスラエルでは、政府が仮想通貨規制を整備していることが以前から伝えられている。昨年7月には、外国人の仮想通貨キャピタルゲイン税や仮想通貨活動から得た利益への課税を免除する新法案について初期段階の審議が行われた。
この法案には、企業の従業員が受け取る仮想通貨オプション(ストックオプションと同様のもの)に対する50%の税率を25%に引き下げることも盛り込んでいた。
また、過去にはイスラエルの中銀が、リスクをコントロールしながら国内でのステーブルコインの使用を許可することを目的とする規制原則を発表したこともある。
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