はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マイクロストラテジー、8週連続でビットコイン追加購入も株価はATHから約30%下落

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

史上最長の8週連続買い増し

マイクロストラテジーは12月30日(月曜日)、2,138の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)(328億円相当)を平均価格97,837ドルで購入したと発表した。これで11月11日から8週連続の追加購入となった。

今回の購入により、同社のビットコイン保有量は446,400 BTCに増加。2024年の一年間、同社は合計256,400 BTC(4兆円)を購入しており、同社株価は年間で約4.6倍に上昇した。

出典:treasuries.bitbo

一方、ビットコイン価格が12月の史上最高値(108,135ドル)を下回る状況が続く中、同社株価も11月に記録した史上最高値473.83ドルから約30%下落している。ただし、直近の3日には13.22%上昇を見せた。

マイクロストラテジーの株式は、保有ビットコイン量の約1.6倍の価格で取引されており、投資家はビットコイン間接投資に対するプレミアムを支払っている。このプレミアムは11月には3.4倍に達していた。直接投資として現物ETFやビットコインそのものを購入する方法もあるが、証券口座で簡単にアクセスできる点や、ナスダック100指数編入による「QQQ」など大型ETFからの資金流入期待からプレミアムが正当化されている。

しかし、昨年11月、空売り投資家アンドルー・レフト率いるシトロン・リサーチ(Citron Research)は、マイクロストラテジー株をショートしつつ、ビットコインのロングポジションを維持していると発表。同社が2020年から支持していたものの、「ビットコインのファンダメンタルズから完全に乖離した」と指摘している。

関連:マイクロストラテジーの破綻は非現実的か、CryptoquantのCEOがビットコイン清算価格帯を分析

1Qに最大20億ドル調達へ

マイクロストラテジーは1月4日、ビットコイン投資を進める「21/21プラン」の一環として、最大20億ドル(約3,145億円)の永久優先株式を公募する計画を発表した。

この株式はクラスA普通株式より優先され、転換機能、現金配当、償還条項などを含む可能性がある。資金調達の目的はバランスシート強化とビットコイン追加取得で、早ければ2025年第1四半期に実施予定。ただし、計画の実施は市場状況に依存するため変更の可能性もある。

同社は昨年12月24日、株主向け特別会合を開催。「21/21プラン」の加速や資本調達効率化、取締役報酬をビットコイン戦略と整合させる提案について投票を行った。「21/21プラン」とは、2027年までに420億ドルを調達し、そのうち210億ドルを株式、210億ドルを債券で賄い、ビットコイン追加取得を目指す計画を指す。

なお、昨年12月15日時点で、同社は約76億5,000万ドル相当の株式を販売可能な状態にある。

関連:マイクロストラテジーがビットコイン購入を継続できる条件とは

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/13 月曜日
12:25
430億円規模に、バイナンスが「異例の補償」実施 トランプ・ショックに関する価格異変で
仮想通貨取引所バイナンスがトランプ関税による市場下落時の不具合で損失補償を発表した。USDe、BNSOLなどのディペッグで強制清算が発生した背景がある。
10:15
トム・リー氏「イーサリアム下落は一時的」、相場を支える3要因とは
ビットマインが市場下落時に730億円相当のイーサリアムを買い増したとみられる。トム・リー会長は3つの構造的要因が変化しない限り市場の追い風になると強気の見解を示している。
10/12 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH1万ドル到達の可能性やBNBの過去最高値更新など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、BNB、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
IG証券のビットコインETF「IBIT」CFD取引の始め方|税制・手数料・リスクを徹底解説
IG証券のビットコインETF「IBIT」CFD取引を徹底解説。申告分離課税適用で税率20.315%の可能性、24時間365日取引、レバレッジ5倍など特徴を詳しく紹介。口座開設から注文方法、手数料、ファンディングコスト、リスク管理まで初心者にもわかりやすく説明します。
11:30
高値圏での日柄調整が続く可能性、半減期サイクルの節目に警戒感|bitbankアナリスト寄稿
BTC円は1900万円トライに失敗し1860万円台で推移。米政府閉鎖による指標発表延期で方向感欠く展開が続く中、10月18日に半減期サイクルの重要な節目を迎える。過去のサイクルを意識した売り圧力とETF資金流入の綱引きに注目。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ関税によるBTC暴落に高い関心
今週はメタプラネットの仮想通貨ビットコインの含み益、休眠クジラの6000億円BTC移動やトランプ関税などによるビットコイン急落、Binance JapanとPayPayの提携に関する記事が関心を集めた。
10/11 土曜日
14:30
13:20
ビットコインの年間の実現純利益が継続的上昇、今後の動向は=CryptoQuant
CryptoQuantが週間レポートで仮想通貨ビットコインの利確の動きは低調であるとして今後も上昇継続の可能性を予想した。一方、市場はトランプ関税発言で急落したところだ。
12:00
ケニア最大級のスラム街でビットコインが広がる理由|Afribit創業者インタビュー
ケニアの貧困地域で広がるビットコイン活用。なぜ使われ、どんな課題があるのか。現地取材による5つの質問と回答で、仮想通貨の実態をわかりやすく紹介。
10:45
「トランプ・ショック」でアルト市場に異常値 ATOMが一時0.001ドルまで暴落
トランプ大統領の対中関税警告で一部アルトコインがバイナンスなどで異常急落。ATOMは0.001ドルまで暴落しSUIは85%下落。過去24時間の清算総額は約3兆円に達した。
10:00
ノーベル平和賞めぐる情報漏洩か、ノルウェー当局が米賭けサイトのトレーダーに関する調査=報道
ノルウェー当局が2025年ノーベル平和賞の結果についてポリマーケットでの情報漏洩を調査している。受賞者マチャド氏は仮想通貨ビットコインの支持者として知られている。
09:45
米賭けサイト「カルシ」、3億ドル調達で評価額50億ドルに 140カ国展開へ
米予測市場カルシが3億ドルの資金調達を完了し評価額50億ドルに到達。セコイアやアンドリーセン・ホロウィッツが参加し事業を140カ国に拡大する計画を発表した。
08:10
世界大手銀行10行、G7通貨のステーブルコイン発行を共同検討
バンカメやゴールドマン・サックスなど世界大手銀行10行がG7通貨連動ステーブルコイン発行の共同検討を開始とBNPパリバが発表した。
07:30
32億円相当の仮想通貨を盗難か Hyperliquidのユーザーが被害者に
Peckshieldは、Hyperliquidのユーザーが32億円相当の仮想通貨を盗難されたことを報告。原因は秘密鍵の漏洩であると分析している。
07:00
キャナリー、XRPとソラナETFの申請を更新も長引く政府閉鎖が影響
米キャナリー・キャピタルがXRPとソラナETFの登録届出書を更新し手数料を0.50%に設定。SEC承認に向け前進するも政府閉鎖で承認プロセスが不透明な状況にとどまる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧