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FTX、今月下旬より債権者への返済開始予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

5万ドル未満の債権者から返済へ

2022年に破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは5日、2月18日より「コンビニエンス・クラス」の債権者への返済を開始する予定だと発表した。このクラスに分類されるのは、5万ドル(約772万円)未満を請求する債権者だ。

FTXの返済では、総額140〜160億ドル(2.2〜2.5兆円)の資金が顧客に返還されると見込まれている。

現金による弁済になることから、資金を受け取った者が仮想通貨を買い戻すことで、市場にとっては前向きなのではないかという見方もされているところだ。

FTXの清算人を務めるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)は、「コンビニエンス・クラス」以外の債権者が返済を受けるのは、今年の4~6月頃だろうと現時点での見積もりを述べた。

BitGoやクラーケンが、個人や機関、その他の債権者への返済手続きを担当する。債権者は、返済を米ドルで受け取ることになる見込みだ。

すでに返済に関する通知を受け取ったSunil氏によると、「コンビニエンス・クラス」の債権者は、認定された請求額に加えて、2022年11月以降の年利9%を受け取れる予定である。

「K33リサーチ」は昨年、返済された資金から約24億ドル(約3,800億円)が再び仮想通貨市場に流入する可能性があると意見していた。ただ、再投資が一斉に行われるわけではなく、市場への影響は限定的になるとも述べている。

顧客への返済を含むFTX再建計画は1月3日に発効していたところだ。

関連: FTXの再建計画が正式発効 顧客の資金返済へ

「K5 Global」と和解し資金回収強化

FTXは債権者へ返済する資産回収のために様々な企業に対して訴訟を起こしている。1月31日には、ベンチャーキャピタル「K5 Global」との裁判で和解に達したと報告した。

FTXは、同取引所からK5に不正流用された資金で行われたとされる7億ドル(約1,080億円)の投資の回収を求めていたところだ。訴状によると、FTXのサム・バンクマン・フリード前CEOは、K5へ一部資金を移して、破産を回避するための資金を得ようとした。

和解の条件は公表されていないものの、FTXで破産処理に取り組むジョン・レイ暫定CEOは次のようにコメントした。

K5との和解が、FTXポートフォリオに希望をもたらすことは明らかだ。K5に期待されている強力な投資パフォーマンスは、利害関係者が資金回収に努力する上で、重要な原動力となるだろう。

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