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現在まだ保有かは不明
アブダビの政府系ファンド「ムバダラ・インベストメント・カンパニー」が、米ブラックロックのビットコイン(BTC)現物ETFに約4億3690万ドル(約665億円)を投資していたことが14日の開示資料で明らかになった。同投資は2024年第4四半期に実施された。
この投資は、ブラックロックが昨年11月にアブダビでの営業ライセンスを取得した時期と重なっている。ムバダラは、アラブ首長国連邦の首都アブダビの政府を代表する投資機関として知られる。
ブラックロックのビットコイン現物ETFは、運用資産残高が約560億ドルに達し、同種のETFとしては最大規模を誇る。ムバダラは今回の投資によってiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)の第7位の大口保有者となった。
中東の政府系ファンドによる大規模な仮想通貨関連商品への投資は異例で、機関投資家の仮想通貨市場への参入が本格化している実態が浮き彫りとなった。