はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米大統領選後のドージコイン価格高騰で中国採掘機器メーカーが需要急増に対応できず

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

しかし就任後に価格は崩壊

中国を拠点とするIntchains Groupは27日、2024年第4四半期(10〜12月)および通年の業績を発表し、ドージコイン(DOGE)価格の急騰による採掘機器需要の爆発的な増加を明らかにした。同社はドナルド・トランプ大統領の勝利後、ドージコイン採掘機器の注文が殺到したものの、当初その需要を過小評価し、注文に対応するために奔走する事態となったという。

Intchains Groupの2024年通期業績は前年比242.7%増の3860万ドルの売上高を記録し、非GAAPベースの調整後純利益は830万ドルに達した。特に注目すべきは第4四半期におけるASICチップの販売台数で、前年同期の42万3040台から170万5408台へと急増した。同社のASICチップの2024年通年の売上は268万1500台で、前年比84%の増加となっている。

同社CEOのQiang Ding氏は「2024年第4四半期の仮想通貨市場は力強いパフォーマンスを示し、主要金融機関からは2025年の見通しに対する楽観論が高まった。この勢いに乗り、ドージコインは同四半期に堅調な価格上昇を見せた」とコメントした。しかし、トランプ大統領の勝利後の数週間でドージコイン採掘機器の需要が急激に高まり、同社は当初その需要を過小評価し、注文に対応できない状況に陥った。

Benchmark社のアナリスト、Mark Palmer氏によると、「結果として、2024年第4四半期に同社が受注したドージコインマイナーの相当部分は2025年第1四半期まで出荷されず、これらの注文の影響は2024年末の貸借対照表に510万ドルの契約負債として表れている」という。トランプ大統領は選挙勝利直後、イーロン・マスク氏を政府効率化省(DOGE)の責任者に任命することを発表し、これが2025年1月20日に正式化された。

この発表を受け、それまで0.15ドル前後で取引されていたドージコインの価格は11月12日に急騰し、最高0.47ドルを超える水準に達し、時価総額は600億ドルを突破した。その後、ドージコインは過去3ヶ月間で約40%下落し、現在は約0.2ドルで取引されている。

出典:CoinGecko

関連国民への還付で75万円をばらまくか、DOGE節約資金から イーロンが提案受け

2024年12月31日付で、Intchains Groupのステーブルコイン以外の仮想通貨資産の公正価値は約2040万ドル。主に約5,702のETHベースの仮想通貨で構成されている。同社はまた、2月7日に発表したAleo(ALEO)ブロックチェーンのネイティブ通貨用の新しいAE BOXシリーズの採掘機器からも「重要な貢献」を期待しているという。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/19 土曜日
13:45
仮想通貨市場低調の中、堅調な分野は? ビットワイズ1~3月期レポート
ビットワイズが2025年1~3月期の仮想通貨市場をレポート。ステーブルコインなど、市場全体の下落にもかかわらず過去最高を記録した分野を解説している。
11:30
2025年2Q、規制改善でアルトコイン回復へ──Sygnumなどが予測
Sygnumとビットワイズが2025年暗号資産市場を分析。ビットコインの安全資産としての地位確立と規制環境改善がアルトコイン回復を後押しする一方、ステーブルコインと実物資産トークン化が過去最高を記録。第1四半期の価格下落から反発なるか。
10:45
米政府の100万ビットコイン購入で価格は100万ドル到達か、BPI幹部が大胆仮説
ビットコイン政策研究所の幹部が米国による100万BTCの購入が価格に与える影響を予測。トランプ大統領の戦略的ビットコイン準備金設立や関税収入を活用した購入戦略の実行可能性に注目が集まる。
10:05
2025年米国債供給過多が仮想通貨市場に与える影響は? バイナンスリサーチが分析
バイナンスのリサーチ部門が2025年に米国債は過去最高規模の供給が予測されると指摘。金利上昇圧力と、ビットコインなど仮想通貨市場への影響を分析した。
09:05
量子コンピュータvsビットコイン 1BTCをかけた解読コンテスト開催
量子コンピュータの脅威に備えた『QDay Prize』コンテストが開始。ビットコイン暗号解読に成功したチームに1BTCを贈呈。量子耐性対策が進む中、ビットコインの未来にどんな影響があるのか。
08:00
アスター、仮想通貨ASTRの不要な発行の抑制や利回り安定化を実現へ
日本発のWeb3プロジェクトのアスターは、仮想通貨ASTRのトークノミクスをアップデートしたことを発表。今回の変更で、不要な発行の抑制や利回りの安定化を目指す。
07:44
アリゾナ州のビットコイン準備金法案などが前進 投票の最終段階へ
米アリゾナ州議会でビットコイン準備金法案が進展し最終投票を待つ状況に。州財務官に年間10%の暗号資産投資権限を付与する内容だが、知事は障害者サービス予算問題を理由に拒否権行使の可能性も。
06:55
ビットコインクジラの最新動向 1万BTC以上の超大口保有者は蓄積継続
仮想通貨ビットコインの大口保有者の行動に焦点を当て、超大型クジラの市場吸収と大口投資家の動きの違いを解説。
06:20
ギャラクシーリサーチ、ソラナのトークンインフレ改革に新提案
仮想通貨ソラナ(Solana)コミュニティの経済モデル改革に向け、Galaxy Researchが新たな投票方式「MESA」を提案した。
04/18 金曜日
18:29
業界キーパーソン3名が語る仮想通貨市場の現状と展望|香港Web3 Festival2025
香港Web3 Festivalで、TON Foundation取締役のスティーブ・ユン氏、香港立法会議員のダンカン・チウ氏、CoinMarketCap CEOのラッシュ・ルー氏にインタビュー。マクロ経済の影響、規制環境の変化、アジア市場の可能性について、業界リーダーたちの見解を独占取材した。
18:12
Neowave Academyが日本進出 Web3の潮流を切り拓けるか
Neowave Academyが主催した「Tokyo Nexus」イベントで日本Web3市場への本格参入を宣言。伊藤健次氏やArata氏などが集結し、投機から価値蓄積へと進化する暗号資産市場を分析。教育コンテンツを中心とした事業展開を推進し、Web3普及に向けた取り組みを共有。
14:00
トランプ関税政策で揺らぐ米国マイニング産業──東南アジア製機器依存の代償と国内生産への転換
トランプ大統領の新たな関税政策で、東南アジア製マイニング機器に依存する米国のマイニング業界が危機感を募らせている。緊急対応策として、機器の輸入を急ぐ企業や海外拠点を模索する企業もあるが、米国内で製造することを選択する企業もある。
13:25
アジア初のXRP投資商品、リップル社が初期出資へ
仮想通貨運用会社HashKey Capitalが、アジア初のXRPパフォーマンス追跡型投資ファンドを発表。Rippleが初期出資を行い、機関投資家向けに直接保有せずXRPへのエクスポージャーを提供する新たな投資手段が誕生。
12:29
LINE NEXT CSO「キム・ウソク」氏が語るWeb3大衆化戦略とは
LINE NEXT CSOのキム・ウソク氏がWeb3の大衆化戦略を語る独占インタビュー。LINEの強みを活かし、ウォレット体験の改善、直感的なUI、メッセンジャーとの連携強化で1,000万人のユーザー獲得を目指す。Web2からWeb3への架け橋となる挑戦に注目。
12:04
重要局面のビットコイン85000ドル付近を維持、3月の関心指数は増加
ビットコイン価格が下降トレンドラインと200日移動平均線の狭間で重要局面を迎える中、「ビッグショート」のスティーブ・アイズマン氏はマクロ市場に警戒感を示す。Google検索データが示す個人投資家の関心回復も相まって、市場は混沌とした展開を見せている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧