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イーサリアム「ペクトラ」、テスト運用が最終段階に 6日の会議でメインネットの実施時期決定か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ペクトラのテストが最終段階に

イーサリアム財団は5日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の次期大型アップグレード「Pectra(ペクトラ)」をテストネットの「Sepolia」上で実行したことを発表した。

Sepoliaでの実行のタイミング(エポック:222464)は当初の予定通り。これが最終テストで、問題がなければメインネットでの実行スケジュールを決定する。

今回の発表文を作成したティム・ベイコ氏は、PectraをSepoliaで実行した後、実行レイヤーのクライアント(ソフトウェア)がトランザクションをブロックに含めることができない問題が発生したと説明した。許可型の入金コントラクトに問題があったと指摘している。

一方で、問題の原因は即座に発見されたとしており、各クライアントのチームが対応を行ったと説明。その後に問題は解決しており、ベイコ氏は「これはSepoliaの設定が原因であり、イーサリアムのメインネットで起きることはない」との見方を示した。

関連:イーサリアム「ペクトラ」がテストネット運用開始、技術的問題浮上

今後の計画

イーサリアムの開発者らは、先月にテストネット「Holesky」でPectraを実施した後、今回のSepoliaでのテストに移行した。テストネットでの実施はこれが最後となり、新たな問題が見つからなければ、日本時間6日23時から開始する会議でメインネットでの実施時期を決定する予定である。

Pectraは、昨年3月に実施された「Dencun(デンクン)」に続くアップグレードで、アカウント機能の強化やバリデータ体験の改善、L2の拡張性向上などを目指している。予定通り進めば、4月にメインネットで実施するとの見方が多い。

L2とは

「レイヤー2」の略で、「2層目」のネットワークのこと。全ての取引をメインチェーンで処理すると負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。取引の一部をL2で行うことで、メインチェーンの負荷軽減や処理速度の向上を期待できる。

今月には、イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が、Pectraの次のアップグレード「Fusaka(フサカ)」に言及。2025年にFusakaを実施する意向を示し、Pectraの完了後に即座に対象のテストネットを立ち上げることを呼びかけた。

関連:ブテリン氏、今年中にイーサリアム次期アップグレード「Fusaka」実施の意向

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