- ビットコインを筆頭に仮想通貨市場が上昇
- 下落相場が続いている仮想通貨市場だが、ビットコインは前日比+10.5%の上昇を記録している。次の重要ラインを展望するテクニカル分析と共に、専門家が予想する上昇の見解も掲載している。
ビットコインテクニカル分析
12月に入り、11月後半のような下落からの大きな反発がなく、徐々に下落が進んでいる状態となっていたが、ようやく約39000円近くの大きな反発が見られた。
- 11月28日:約537000円上昇
- 29日〜30日:約73700円上昇
一旦39万9000円付近のラインで頭を押さえつけられているが、このラインを突破出来れば次点のターゲットは以下の通りとなる。
- 43万3000円
- 45万7500円
- 48万1800円
しかし、トレンド的には下目線のままであり、大きな反発もなく下落し続けていたため、限定的な反発とも考えられる。
現在推移している40万円の節目をどう超えて行くかによってトレンドも変わってくるため、今後の推移に注目したい。
上昇要因を考察
今回の上昇に関して具体的な上昇要因は明らかとなっていないが、主な予想としてeToroのシニア・アナリストであるMati Greenspan氏以下の2点を挙げている。
サンタクロース・ラリーの開始
USD資金流入
サンタクロース・ラリーか
また大手メディアのForbesは相場が年末前の12月に上昇する、いわゆるサンタラリーが遂に始まったのではないかと示唆しているが、現状具体的な価格上昇の要因は明らかとなっていない。
サンタクロースラリーは以前Greenspan氏が年末にかけて起こることを予想していた上昇トレンドの名称だ。
年末にかけて上昇が起こる予想は世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスのCEOであるCZ氏もしており、過去10年のデータから仮想通貨市場が年末にかけて上昇する傾向があると指摘していた。
米ドルの資金流入も上昇の背景か
さらにもうひとつの説明として上述のGreenspan氏はビットコインへの米ドル建の取引量増加が背景にあるかもしれないとツイッターで展望を明かした。
Cryptocompare showing a surge in USD volumes at the time of the spike. Very similar to what we've seen in previous surges. Could mean fresh money coming in. pic.twitter.com/FJW3WBbGhd
— Mati Greenspan (@MatiGreenspan) 2018年12月17日
Cryptocompareで米ドル建の取引量が一時的に急増している。これは過去の上昇でも見られた動きと似ており、新たな資金流入を示唆しているかもしれない。
またGreenspan氏は大手メディアCNBCに対して以下のように述べた。
新たなコンセプトとして、仮想通貨は価値という観点から、まだその在り方を模索している最中だ。
どの市場においても言えることだが、全ての資産は価格発見という過程を経る。仮想通貨もその例外ではない。
しかしその反面、2017年始めにはビットコイン価格がまだ1000ドル台にあり、年末までに驚異的な1300%近い上昇を記録したことも忘れてはいけない。
Greenspan氏は仮想通貨の未だ浅い歴史を振り返りながら、
10年前の誕生から、ビットコインは昨年見られたようなリトレースメントを4度通っている。
ビットコインはいずれ自然な重心を見つけるだろう これは時間の問題だ。
と前向きに捉えた。
最新の相場分析を更新「ビットコイン高騰の裏で11月の下落相場と異なる2つの変化|仮想通貨市況」
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