はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン150万円幅急騰、トランプ関税90日停止を好感|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(4/10 AM8時)

仮想通貨ビットコイン(BTC)は、トランプ大統領が相互関税の大部分を90日間停止すると表明したことを受け、24時間比で一時約150万円幅の急騰となった。また、9日のダウ工業株30種平均も前日比で2962ドル(7.9%)高と過去最大の上げ幅を記録した。トランプ大統領の発言によって、相場が急激に反応する不安定な状況が続いている。

出典:Tradingview

関連:仮想通貨関連株が大幅反発、トランプ関税90日間停止を受け

4月9〜10日相場状況

オプション市場においては、プットコールレシオ(PCR)の低下が観測(下画像黄矢印)され、市場参加者の投資態度が強気に転じていることが読み取れる。建玉が最も多く集まる価格帯も、前日の7万ドル付近から8万ドル付近へと移動しており(下画像赤枠)、相場の目線が上昇していることが見てとれる。

また、デリバティブ市場では、一部の取引所において先物価格が現物価格を下回る「バックワーデーション」の状況が確認された(下画像赤枠)。これは、価格が上昇しているにもかかわらず、需給が引き締まっていることを示唆する。

関連:ビットコイン急落、中国への104%関税発表で売り加速|仮想NISHI

現状分析(4/10日 AM8時)

トランプ大統領による関税政策が日々変化しており、それに伴って市場が大きく変動している。特に株価が急騰・急落を繰り返すような相場環境下では、機関投資家による仮想通貨への参入が抑制される傾向がある。

その影響は、ナスダックの24時間比での上昇率(+12.6%)と比較して、ビットコインの上昇率(+9.8%)が相対的に鈍かった点にも現れている。

なお、本日10日には米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。内容次第では、再び市場全体が大きく動く可能性があるため、注視が必要である。

関連:ビットワイズCIOが見解、トランプの関税政策がドル弱体化を促進しビットコイン価格の追い風に

今後の重要な日程

  • 4/10日 米CPI
  • 4/11日 米消費者信頼感指数
  • 4/16日 米小売売上高
  • 関連:ストラテジー社が大量保有するビットコインの売却リスク懸念について分析=beincrypto

    関連:ビットコインなど仮想通貨相場大幅反発、トランプ関税緩和で投資家心理が急改善

    速報プラットフォーム:CoinPost Terminal

    過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

    寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
    X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    15:52
    仮想通貨企業K33、ビットコイン財務戦略開始へ
    約9億円でビットコインを購入すると述べ、仮想通貨企業K33が新財務戦略を発表。ただビットコインを保有するだけでなく事業で活用もしていくとして、今後の計画を説明している。
    15:15
    パキスタン政府、ビットコイン準備金設立へ 仮想通貨評議会CEOが明かす 
    パキスタン政府が戦略的ビットコイン準備金を設立する予定だ。また、同国はAIや仮想通貨マイニング向けに2000MWの電力を割り当てることも計画している。
    12:00
    IPO発表のステーブルコイン大手Circle |USDC運営会社の戦略を徹底解説
    ステーブルコインUSDCの発行元Circle社が2024年5月にIPOを発表。企業価値7200億円での上場を目指す一方、リップルから買収提案も。事業戦略から最新動向まで徹底解説します。
    11:52
    10万ドル台後半で揉み合うビットコイン、機関投資家のイーサリアム回帰が本格化
    仮想通貨市場分析ではビットコイン高止まりが続く中、ヴァンス副大統領がビットコイン2025会議でBTC支持を表明し「国家戦略の問題」と明言した。一方イーサリアムは機関投資家の資金回帰が鮮明となり、ブラックロックが5月単月で約300億円を投資、ETH ETF最大手の地位を確立した。
    10:03
    米ヴァンス副大統領、3つのステップでの仮想通貨関連政策の取り組みを表明|ビットコイン2025
    米国のヴァンス副大統領が「ビットコイン2025」で演説。ビットコインを戦略的重要資産と位置づけ、規制緩和・ステーブルコイン法案・主流経済統合の3ステップを発表した。
    08:58
    米政府がビットコインを購入する手段、AI・仮想通貨特命官が言及
    米政府がビットコインを購入する手段に、トランプ政権でAI・仮想通貨特命官を務めるデビッド・サックス氏がBitcoin 2025で言及。今後の政策見通しについても語った。
    05/28 水曜日
    21:35
    4710BTC購入 米ゲームストップ、ビットコイン財務戦略を実行
    米ゲーム小売大手ゲームストップが4710BTCの仮想通貨ビットコインの購入を完了。4月の15億ドル転換社債調達資金を活用し企業財務戦略をビットコインへ転換。
    14:30
    利確売り圧でビットコイン調整リスク高まる=著名アナリストWilly Woo
    著名アナリストWilly Woo氏がビットコイン市場の過熱感を警告した。投機とSOPR指標から利益確定圧力の高まりを分析し、弱気相場転換の可能性を指摘した。
    13:50
    IMF、エルサルバドルにビットコイン保有量維持を要請 追加融資も決定
    国際通貨基金(IMF)がエルサルバドルとの融資審査で合意。政府が仮想通貨ビットコイン保有量を増やさないことを条件に約1億2000万ドルの追加融資を承認。
    13:10
    ソニー銀行、web3関連事業子会社の設立決定 秋事業開始予定
    ソニー銀行がweb3関連事業を営む100%出資子会社の設立を決議。NFTや仮想通貨サービスを展開し、2025年6月設立・同年秋事業開始予定。
    12:30
    IPO発表、ステーブルコイン大手Circle
    7200億円の評価額で ステーブルコイン大手Circle Internet Group(サークル)は5月28日、2,400万株の新規株式公開(IPO)を開始すると発表した。同社…
    12:00
    ビットコイン価格より割高? メタプラネット株に5倍のプレミアムがつく理由を専門家が解説
    メタプラネット社の株式は現物ビットコインの5倍の価格というプレミアムで取引されている。識者がビットコイン財務戦略企業の株価高騰の背景と適正価格を分析した。
    11:25
    イーサリアムの処理能力強化案、賛否両論に
    仮想通貨イーサリアムでガス上限を現在の倍程度に引き上げる提案の投票が行われている。この提案についてはコミュニティから賛否両論が上がっているところだ。
    11:15
    SBIのパートナー企業「R3」、ソラナ財団と戦略的提携
    SBIグループのパートナー企業R3は、仮想通貨ソラナのソラナ財団と提携。パブリックネットワークとプライベートネットワークを結び、RWAトークン化技術を活用して、次世代の資本市場を構築する。
    07:40
    「BTCの資産証明発行は悪いアイデア」ストラテジー社のセイラー
    仮想通貨ビットコインを大量保有するストラテジーのマイケル・セイラー会長は、同社のオンチェーン資産証明を公開することは悪いアイデアであると語った。その理由を説明している。

    通貨データ

    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧