
トークン発行目論むか
トランプ大統領のSNSプラットフォーム「Truth Social」を運営するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(TMTG)は火曜日の株主書簡で、新たな仮想通貨関連事業の計画を発表した。「報酬プログラムの一環として、Truthデジタルウォレット内にユーティリティトークンを導入し、当初はTruth+サブスクリプション費用の支払いに、後にはTruthエコシステム内の他の製品やサービスにも適用できるよう検討している」と述べている。
同書簡では、Truth Socialへの新規サブスクリプション機能の追加、Truth+の広告とプレミアムコンテンツによる収益化計画も概説されている。また、Truth Fiは米国投資家へのサービス提供と戦略的買収の模索に重点を置くとしている。
TMTGは今月初め、米国大手仮想通貨取引所Crypto.comと資産運用会社Yorkville America Digitalとの協定を締結し、フィンテックブランド「Truth.Fi」を通じて一連の上場投資信託(ETF)と商品を立ち上げる計画を発表した。
今回の動きに関しては、昨年11月には「デジタルウォレットとして使用するためのダウンロード可能なコンピュータソフトウェア」に関するサービスを含むTruth.Fiの商標出願を行っていた。
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「Truth.Fi」は、TMTGは1月にトランプ氏が大統領に就任した直後に立ち上げたフィンテックブランドだ。同氏はTMTGの50%以上を所有している。
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