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​​セガとDJTが満を持してリリースする『魁 三国志大戦』 BCGの新潮流を切り拓けるか?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たな挑戦者現る

アーケード版で長期稼働を続けているセガの「三国志大戦」が、Web3テクノロジーを取り入れた新作『魁 三国志大戦』として生まれ変わった。

事前登録100万人の期待を集める本作は、オートバトルやマルチプラットフォーム対応、多言語サポートで間口を広げつつも、安定した人気を誇るシリーズの本質を失わないよう舵を切る。

国内大手ゲーム会社であるセガからの許諾を受け、double jump.tokyoと「三国志大戦」の生みの親・西山プロデューサーが手を組んだ本作は、課金圧や未完成感という課題を抱えながらも、NFT(非代替性トークン)要素による差別化を図る。

今回、double jump.tokyoの創業者である上野 広伸氏にインタビューを実施した。上野氏とは約6年前、同社の代表作として人気を博す「マイクリプトヒーローズ(My Crypto Heroes)」のインタビューで対話して以来の再会となった。

ゲーム内通貨SGCが上場

double jump.tokyo株式会社は、新作三国志ゲーム『魁 三国志大戦 -Battle of Three Kingdoms-』のゲーム内通貨「SGC」が、2025年6月13日にBinance Alphaをはじめとする海外大手10取引所へ上場すると発表した。

上場取引所は、Binance Alpha、Gate.io、BingX、KuCoin、MEXC Global、Bitget、LBank、BitMart、Gaming DEX、Pancake Swapの10取引所。

SGCは、BOBG PTE. LTD.が発行するゲーム内通貨トークンで、セガの人気IP『三国志大戦』を活用したブロックチェーンゲーム内でアイテム購入や報酬受け取りなどに使用される。発行上限は100億枚。

SGCは現在、日本の金融庁登録取引所での取り扱いがなく、日本居住者の売買は金融庁登録済み取引所への上場後に限定される。

インタビュイー紹介

上野 広伸(double jump.tokyo株式会社 代表取締役)

野村総合研究所やモブキャストでの勤務を経て、2018年にdouble jump.tokyoを共同創業した。double jump.tokyoは、ブロックチェーン技術を用いたゲームやアセットの開発・運営・販売を行っている。

開発の経緯について

上野:セガさんとは以前から良好な関係があり、「三国志大戦」を題材にしたブロックチェーンゲームが作れたらいいねという話はずっとありました。ただ、ユーザーが本当に楽しめるレベルのコンテンツに仕上げるには、もう一歩足りないという課題がありました。

そんな折、2024年4月に「三国志大戦」のプロデューサーである西山氏が新会社を立ち上げたことをきっかけに声をかけたんです。西山プロデューサーのおかげで、本家「三国志大戦」』の見た目はもちろん、表面からは分からないような仕様や思いも含めて、プロデュースしていただきました。我々としては非常に助かっています。

「ゲーマーファースト」のスローガンに込められた思いは?

現在のブロックチェーンゲーム環境の中で、その間口をもっと広げたいという思いがありました。多くのユーザーに届けていきたいと考え、まだブロックチェーンに触れていないユーザーにも届きやすいコンテンツを目指しました。その結果が、現在の形になっています。

メインのゲームサイクルからトークンを切り離す決断理由は?

まずは入りやすさ、わかりやすさを重視しています。現在のPvP(対人戦)中心のコンテンツには暗号資産のトークンは組み込まれていませんが、これから追加予定のコンテンツでは、トークンを用いたものも主軸になっていく予定です。

BCGではユーザーインセンティブと持続可能なエコシステムのバランスが非常に難しい

PvP以外のコンテンツ、例えばGvG(集団戦)のようなところでは、トークンエコノミクスも深く関わってくるようなコンテンツを出していく予定です。最初の導入時にはトークンを必要としない設計にしていますが、より深く遊んでいくようになった段階で、トークン的なものの必要性が出てくるようなイメージで考えています。

開発期間の延期を経てクオリティを追求した理由は?

なかなか難しい決断でしたが、コンテンツとして自信を持って出せるところまで至らなかったというのが正直なところです。当初のものも遊べるものではありましたが、『もう少し足りなかった』と今となっては思っています。

その結果、現在のゲームには武将の配置や構築における戦略性、さらに武将ボイスなど細部へのこだわりが詰まっています。ほぼ全ての武将に声優さんのボイスが割り当てられており、レアリティの高い武将にはしっかりとした決め台詞も用意されています。

有償カードパックを引くとどのようなメリットが?

基本的には無課金でも十分戦えるコンテンツになっていますが、ランキング上位を目指したい場合は、パックを引いてNFTをゲットすることで武将が「覚醒状態」になります。そうすると戦略性がより強化される仕様になっていますので、上位を狙いやすくなります。

今後はゲーム内でNFTのマーケットプレイス機能を実装する予定です。人気が低めの武将は比較的手に入りやすくなるかもしれませんし、そういった要素も含めてゲームを楽しめるようになると思います。現在の武将カードは約80種類程度ですが、定期的に新しい武将が追加される予定です。

海外展開について

『三国志』というモチーフを使ったゲームなので、アジア圏を中心に展開していくイメージを持っています。ただし、中国本土は様々なゲームロックもあるので、その周辺の国々をターゲットにしていくような形を考えています。

アップデート方針や短期的なロードマップについて

演出面や細かな改善点を含め随時アップデート予定です。

直近では、トークン決済機能を今月中にリリース予定です。また、また、頻繁にコミュニティ向けのAMA(Ask Me Anything)を行っています。、AMAを通してコンテンツの完成度を上げていきたい。

中・長期的な展望は?

これまでブロックチェーンにあまり触れたことがないユーザーにも、『魁 三国志大戦』というコンテンツとして楽しんでもらい、「PvPはクセがあるけど面白い!」と感じてもらいたいです。その過程でトークンも取得する機会があり、「ブロックチェーンゲームとはこういうものなのか」と知る機会になればと思っています。

このコンテンツの成功だけでなく、ブロックチェーンゲームという業界を盛り上げる存在になれれば、社会的にも意義があると思っています。

上野さんの推し武将は?

推しを選ぶのは難しいところですが、カードパックで最初に出てきた『曹操』を使っています。計略発動の条件成立は難しいけど、成立したら強いという。ロマン系の武将が好みなんです!

CoinPost読者へのメッセージ

お金をかけなくても初心者でも十分に遊べるコンテンツになっていますし、パソコンのブラウザでもスマートフォンアプリでもプレイできますので、まずは体験していただけると嬉しいです。

一見すると「Web3要素が少ないのでは?」と思われるかもしれませんが、しっかりと仕込んでいます。

近日中に発表するトークンエコノミクスのロードマップ(ゲーム内経済設計の予定表)もぜひ楽しみにしていただければ!

『魁 三国志大戦』 -Battle of Three Kingdoms- の魅力

2025年4月30日にリリースされたばかりの『魁 三国志大戦』のゲーム性は、武将の登用と配置、デッキ構築における奥深い戦略性が最大の魅力となっている。

上野氏によれば、ユニークなPvP(プレイヤー対プレイヤー)コンテンツであり、戦略性を知れば知るほど味わい深くなるという特徴がある。

特に興味深いのは、ゲームを単独で楽しむだけでなく、トッププレイヤーの発信を参考にしながら遊ぶことで面白さが増す点だ。

攻略サイトを見るよりも、各ユーザーの意見や対策を参考にする営み自体がゲームの面白さに繋がるというコミュニティ要素も重視しているという。

また、カードパックを引いてNFTをゲットすることで武将が覚醒状態になり戦略性がより強化される仕組みが実装されているが、基本的には無課金でも十分に戦えるバランス設計になっている。

初代王者を決める大会の予定もある。

優勝者に賞金10万円と【特別称号】が与えられる全国大会『楽天ウォレット presents 魁 三国志大戦 頂上決戦大会(Season ZERO)』の「予選」が5月31日まで実施されるほか、6月21日に「決勝戦」がオンライン配信付きで行われる予定だ。

魁 三国志大戦のダウンロード

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