
ビットコインからソラナへ転換
NYSE上場の仮想通貨マイニング会社BITマイニングは10日、ソラナ(SOL)エコシステムへの「戦略転換」を発表した。発表を受け株価は一時約3倍高騰し、前日比175%の上昇で取引を終えた。なお同社は時価総額10億ドル未満の小型銘柄である。
同社は声明で、市場状況と資本調達の可能性に基づき、段階的に2億から3億ドルを調達してSOLトークンを蓄積する計画を明らかにした。
この戦略転換の一環として、BITマイニングは既存のビットコインやドージコインを含む保有資産をすべてSOLに転換し、SOLの長期保有戦略を採用する。同社は「ソラナエコシステムへの投資機会を求める投資家にとって、上場投資手段としての地位を確立していく」と述べている。
さらに同社は、ソラナネットワークの分散化とセキュリティ維持を支援するバリデーターノードの運営を通じて、エコシステムでの役割を拡大する予定だ。これによりオンチェーンステーキング報酬の獲得も見込んでいる。
Xianfeng Yang CEOは「ブロックチェーン分野で最も活発で有望なエコシステムの一つと考えるソラナへの大胆な参入を発表できて興奮している」と述べた。同氏は「この戦略的な動きは、絶えず進化する業界において適応力と対応力を維持するコミットメントを反映している」と強調した。
BITマイニングの現在の事業には、自社マイニング、ホスティングサービス、独自マイニングハードウェアが含まれる。同社は7nmビットコインマイニングチップ設計と、ライトコイン、ドージコイン、イーサリアムクラシックマイニング用機器を保有している。
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