はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ソラナ処理能力のさらなる向上へ 新たなブロックリミット引き上げ提案を提出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ソラナの処理能力向上へ

暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)のブロックチェーンについて、処理能力を向上させる新たな改善提案が行われた。

この改善提案の目的は、ブロックごとの処理で消費できるリソース(CU:Compute Units)の上限を引き上げ、1つのブロックにより多くのトランザクションを入れられるようにして、ネットワークの処理能力を向上させることである。

改善提案の番号は「SIMD-0286」。ソラナ財団の「GitHub」のページにこの改善提案が掲載されたのは23日である。

SIMDとは

「Solana IMprovement Document」の略。ソラナの改善提案の意味。

ソラナのブロックチェーンでは、主に大部分の参加者がネットワークについていけるようにするために、CUを基準にした「ブロックリミット」と呼ばれる制限をもうけている。現在ソラナでは、ネットワークの処理能力を向上させるため、この制限を段階的に引き上げている。

今回の改善提案が作成された時はブロックリミットは5,000万CUsだったが、22日に「SIMD-0256」が実行され、本記事執筆時点のブロックリミットは6,000万CUsにまで上げられた。さらにこれを1億CUに大きく引き上げるという提案が今回のSIMD-0286である。

ソラナの公式Xアカウントは24日、この提案を引用し「6,000万ではまだ十分ではない。我々の仕事はまだ終わってない」と投稿した。

今後について

ソラナのプロダクトを開発する「Helius」のMert Mumtaz CEOは23日、最終的には少なくともブロックリミットを6,000万CUsの2倍に引き上げることを目標としていると説明した。

より多くのトランザクションをブロックに入れられるようになれば、需要が同じであれば手数料を下げられると指摘。このような改善を継続することは開発者の表現力が高まったり、ユーザー体験が向上したりするメリットがあると説明した。

なお、GitHubでは、今回の改善提案を実施することで、ブロックの実行にかかる時間が現在よりも長くなる可能性があると課題を指摘。インフラに未知の問題が起きる可能性もあると説明しており、これから検討や議論、テストが行われていく。

今回の改善提案では、8,000万CUsに抑える代替案も提示した。

関連:ソラナ上のポケモンカード市場が急成長 140億円以上の取引高を記録

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/26 土曜日
09:10
「ETHが最大6カ月間はBTCのパフォーマンスを上回る可能性」ノボグラッツ
ギャラクシーのノボグラッツCEOは、仮想通貨イーサリアムは今後3カ月から6カ月の間ビットコインをアウトパフォームする可能性があるとの見方を示した。イーサリアムの強気要因を説明している。
08:25
「4年周期は終焉」ビットワイズCIOが示す仮想通貨市場の変化とは
ビットワイズのマット・ホーガンCIOが25日、仮想通貨の4年周期が終わったと分析。ETF成長や機関投資家の参入、規制進展などの長期要因が従来の周期を圧倒し、2026年も好調な相場が続くと予想している。
07:00
ギャラクシー・デジタル、1.3兆円相当のビットコイン売却を完了 サトシ時代投資家の利益確定
デジタル資産大手ギャラクシー・デジタルが25日、サトシ時代投資家の代理で8万BTC超(90億ドル相当)を売却したと発表。仮想通貨史上最大規模の取引の1つで、投資家の資産戦略の一環として実行された。
06:25
M2拡大でETH価格も上昇か? 8000ドル予測にエリック・トランプも賛同
仮想通貨アナリストのテッドピローズ氏が25日、イーサリアムがグローバル流動性に追随しM2マネー成長と比較して8000ドル超で取引されるべきと分析。エリック・トランプ氏も同意を示し、別のアナリストは1万ドル到達を予想している。
05:55
テスラ、ビットコインを売らなければ50億ドルの価値に=CNBC報道
CNBCによると、テスラが2022年に保有ビットコインの75%を売却した結果、その後の価格急騰で数十億ドルの機会損失となった。現在の保有資産は12億4000万ドルだが、継続保有していれば50億ドル相当に達していたと推定される。
07/25 金曜日
17:30
米国Web3規制の最新動向|CLARITY・GENIUS法案と企業参入の影響を徹底解説
本記事では、仮想通貨などに関する米Web3の制度整備や企業参入を俯瞰します。トランプ政権下で進む制度整備の目的や主要法案、注目領域、日本との違いについて解説しています。
17:00
Web3の大衆化目指すLINE NEXT、「LINEのMini Dappエコシステム」をテーマに専用ブースを用意|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、LINE NEXTがWeb3事業に進出した理由とは。Mini Dappプラットフォームで実現する新たなユーザー体験、WebX 2025での取り組みをCSOが語る。
16:30
米ソラナETF「SSK」、JitoSOL統合でステーキング利回りを強化へ
暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の、米国初のステーキング現物ETF「SSK」が、ポートフォリオにJitoSOLを組み入れ。高利回りのリキッドステーキングに証券口座からアクセス可能になる。
15:30
暗号資産取引所MEXC、MEXC Alpha機能で上場前トークンが現物アカウントから直接取引可能に
MEXCの概要 暗号資産(仮想通貨)取引所MEXCの成長が著しい。CoinGeckoのデータ(2025年3月29日時点)によると、暗号資産取引高ランキングでは日間取引高が約55…
13:20
フィナンシェ、Jupiter連携で日本発IPトークンをグローバル展開へ
フィナンシェがSolana最大級DEXのJupiterエコシステムに連携。日本の仮想通貨IPトークンをグローバル市場へ展開する新たな取り組みで、第一弾としてGACHIHOトークンをローンチ予定。
12:55
インジェクティブ、イーサリアム財務戦略企業シャープリンクの株式をトークン化
インジェクティブが仮想通貨イーサリアム保有戦略を取るシャープリンクの株式をトークン化する。このトークンはステーキングやDeFi戦略、担保などに活用できるようになる見込みだ。
11:26
ビットコイン様子見基調に、Glassnodeはアルト市場のリスクに警鐘鳴らす
仮想通貨市場でビットコインが高止まりするも、イーサリアムなど主要アルトの未決済建玉が69%急増し過熱感が強まっている。Glassnodeは市場の脆弱性拡大を警告した。
10:55
創業77年の北紡、ビットコイン購入開始
株式会社北紡が7月22日、ビットコイン購入開始を発表。決議枠8億円で国内取引業者を通じ順次取得。レンディング事業で安定利回り獲得も目指す。
10:30
ブラックロックの「ETHA」、ETF史上3番目の速さでAUMが100億ドル到達
ブラックロックが提供する仮想通貨イーサリアムの現物ETF「ETHA」の運用資産残高が、ETF史上3番目の速さで100億ドルに到達。ETHAは上場から1年でこの水準に達した。
10:00
仮想通貨で高級不動産を購入可能に、米クリスティーズ=報道
米クリスティーズの不動産部門が仮想通貨による取引専門チームを設立する。仮想通貨決済による売買物件のポートフォリオは総額10億ドルを超えている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧