
NFT利回りも
米ナスダック上場のゲームスクエア・ホールディングスは24日、DeFiプロトコル「コンパウンド」創設者のロバート・レシュナー氏から希少なクリプトパンクNFTを515万ドル(7.5億円)で購入したと発表した。同社初のNFT直接投資で、年6-10%のステーブルコイン利回りを目標とするブロックチェーン戦略の一環。
購入されたのは24体しか存在しない「カウボーイエイプ」クリプトパンクで、1万体のコレクション中最も価値が高いとされる。ゲームスクエアは購入代金として優先株515万ドル分を発行し、普通株約340万株(1株1.5ドル)への転換権を付与した。

ジャスティン・ケナCEOは「当社初の『聖杯』NFT投資として、差別化された資産管理戦略の一環」と説明した。同社はレシュナー氏関連のスーパーステートと協力し、オープニング・ベル・プラットフォームを活用した株式のトークン化も検討している。
NFT利回り戦略では、イーサリアム(ETH)エコシステム内でデジタル資産を活用し年6-10%のリターンを目標とする。アドバイザーのライアン・ズラー氏の1OF1 AGがNFT利回り戦略を管理し、マーケティングやコミュニティ構築に活用予定。
同社は最近1,000万ドルで約2,743ETHを平均価格3646ドルで追加購入した。これまでに2億5,000万ドルの承認枠のうち4,500万ドル分のETHを購入し、現在12,913.49 ETHを保有している。
NFT市場では21日に1つのアドレスが2,080 ETH(約11億円)で45個のクリプトパンクNFTを購入する事例も確認された。
関連:NFT市場の時価総額が60億ドル超え 取引増加で25年2月以来の水準に
関連:イーサリアム将来価格2025展望 | ETF・機関投資家・開発動向の注目点