はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米国民の仮想通貨保有率は14% 大卒や高所得者、共和党支持者に高い傾向=Gallup調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国成人の14%が仮想通貨保有

米国の世論調査会社Gallup(ギャラップ)は22日、暗号資産(仮想通貨)についての意識調査の結果を発表した。

米国の成人の約7人に1人(14%)が、現在仮想通貨を保有していると回答していた。一方で、64%の米国人は仮想通貨を決して購入しないと回答している。理由としては投資リスクの高さを挙げていた。

また、ギャラップによると2025年時点で、約10人に6人の米国人が株式と不動産(自宅)を所有していると推定される。これと比較すると、仮想通貨はまだ米国で依然としてニッチな投資であることを示している。

それでも、ここ数年で仮想通貨の保有率は明確に上昇。2021年の1桁台から2025年現在では14%まで増加した。

今回の調査は、6月2日から15日にかけて、米国の18歳以上の人口全体を統計的に代表するように設計された調査グループを対象としてオンラインで行われたものである。

タイミングとしては、ドナルド・トランプ大統領がステーブルコインの規制を規定するGENIUS法案に署名する前に行われたものだ。トランプ氏は今月に入ってから同法案に署名している。

関連:米国Web3規制の最新動向|CLARITY・GENIUS法案と企業参入の影響を徹底解説

仮想通貨の保有率は性別や年齢によっても大きく異なっていた。保有率が高かったのは、特に18~49歳の男性の25%であり、他のカテゴリーでは大学卒業生(19%)、高所得層(19%)、政治的に保守的な層(18%)も平均以上の保有率である。

一方で、高齢者(7%)、50歳以上の女性(9%)、18~49歳の女性(8%)、低所得層(9%)では保有率が平均を下回っていた。

党派別では、共和党支持者の保有率が16%、民主党支持者が10%だ。共和党は民主党よりも仮想通貨を積極的に進める方針を打ち出しているが、このことと相関関係が見られる。

また、現在仮想通貨を保有していない人々のうち、近い将来に購入する可能性があると回答した割合はわずか4%だった。

17%は仮想通貨への投資に興味はあるものの、すぐに購入する予定はないと回答。60%は仮想通貨の購入に興味がないと回答している。さらに6%は、仮想通貨のことをよく知らない、あるいは購入に迷っていると答えていた。

調査結果からは、仮想通貨についての知識がまだあまり広まっていないことも示唆されている。仮想通貨について「ある程度知っている」と回答したのはわずか35%であり、60%は「聞いたことはあるが、あまり知識はない」と答えていた。

また、リスクが高いという認識が大半を占めている。調査対象となった米国人の55%が「非常にリスクが高い」、32%が「ややリスクが高い」と回答していた。

仮想通貨保有者では、「非常にリスクが高い」と考える人は42%、仮想通貨を購入する予定がない人では72%だった。

ギャラップは、仮想通貨への馴染みのなさや潜在的なリターンへの懸念が、仮想通貨が一般的な投資先として定着する上でのハードルになっていると指摘している。

関連:なぜ今、暗号資産なのか?国家レベルで進む金融システム変革

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/10 月曜日
18:00
ステーブルコインの正式認可を背景に、通貨の新時代をテーマとした金融カンファレンス「MoneyX(マネーエックス)」開催決定
MoneyX 2026年2月27日開催、日本円建ステーブルコインの社会実装を議論する次世代金融カンファレンスが発表された。WebX実行委員会主催、JPYC・Progmat・SBI・CoinPost企画運営。参加無料、オフライン限定。
17:45
メタマスクのガス代とは?初心者向けに仕組みと節約方法をわかりやすく解説
メタマスクで暗号資産を送金する際に必要な「ガス代」を初心者向けに解説。イーサリアム、Polygon、Solanaなど各ネットワークで必要なトークンの違いや、リアルタイム確認方法、手数料を節約するコツまで図解付きでわかりやすく紹介します。
17:00
WebX 2025開催記念、ショートフィルム『#ThinkFuture』シリーズを公開
未来への問いかけ 大型カンファレンス「WebX 2025」の開催を記念して制作されたショートフィルム『#ThinkFuture』シリーズが、CoinPostとあたらしい経済が共…
16:44
音楽業界初のIEO「Fanpla」販売結果は申込倍率9倍に 11日にコインチェックで取引開始
国内9例目、音楽業界初のIEOとなったFanpla(FPL)の販売結果が発表された。申込倍率は9.06倍、申込総額は90.6億円に達し、28,523口座が参加。11月11日に取引開始予定。
16:36
米CFTC代行委員長、レバレッジ付き仮想通貨現物取引の導入を推進
米CFTCのファム委員長代行が、レバレッジ付き仮想通貨現物取引を来月にも開始する方向で調整中と確認。CMEやコインベースなど規制取引所と協議を進め、長年禁止されてきたレバレッジ現物取引を「管理」へ移行させる規制上の節目に。
15:41
5つのXRP現物ETFが上場準備完了、11月中の米国デビューなるか
フランクリン・テンプルトンなど大手5社のXRP現物ETFがDTCCに登録完了。11月中の取引開始に向け最終段階、機関投資家の関心高まる。
14:46
Smart Pocket、30億ドル規模のIPミーム・エコシステムをつなぐ基軸通貨「SPトークン」をローンチ
Smart Pocketが30億ドル規模のIPトークン市場をつなぐ基軸通貨「$SPトークン」を正式ローンチ。総額3億5,000万ドルのSeason 2エアドロップも開始。世界初のIPトークン特化型ローンチパッドの新展開。
12:28
ビットコイン105,500ドルに反発、トランプ給付金案と政府機能回復への期待高まる
仮想通貨市場ではビットコインやアルトコイン相場が反発し105,500ドルに。米国で2,000ドルの特別給付案が浮上し、2020年の景気刺激策時のような流動性流入への期待が高まる。政府閉鎖の終息見通しと90億ドルの取引所資金流入も追い風。
12:09
RWAトークン市場で金(ゴールド)担保型が躍進、機関投資家の関心集まる
ゴールド価格の上昇を背景に、金担保トークンXAUTの時価総額が30日で39%増の成長を示している。10月にはXAUT専門のトレジャリー企業オーレリオン社が誕生した。
11:48
仮想通貨ウォレットのLedger、米国でIPOまたは資金調達を検討=報道
ビットコインなど仮想通貨のハードウェアウォレット大手Ledgerが米国でのIPOまたは資金調達を検討。仮想通貨盗難が増加する中、2025年の売上は過去最高を記録している。
11/09 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルの770億円調達やジーキャッシュ高騰の背景分析など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
週明けから急落のビットコイン、相場復調の前提条件は?|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場は続落の見通し。AIバブル崩壊や景気後退懸念から1560万円周辺まで下落。ただし短期筋の97%が含み損となっており、下値余地は限定的との指摘も。bitbankアナリストが今後の展望を解説。
11:00
イーサリアム(ETH)の仮想通貨取引所 9社機能比較
イーサリアム(ETH)取引に最適な暗号資産(仮想通貨)取引所を比較。ステーキング、レンディング、各種手数料、機能、出金サポート体制を徹底分析。読者に合った取引所を見つけるためのガイド。
11:00
週刊ニュース|金融庁の仮想通貨ETF関連デリバティブ国内提供への見解に高い関心
今週は、暗号資産ETF関連デリバティブの国内提供に対する金融庁の見解、ビットコインの10万ドル割れ、仮想通貨の最新市場分析に関する記事が関心を集めた。
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧