はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン急落でシンプソン形成、次のターゲットは?TRONは前週比+40%の快進撃|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
高値を切り下げていたビットコイン価格は、14時半頃より約2万円幅の急落を見せて4000ドル(43.2万円)を一気に割り込み、仮想通貨市場全体が全面安になった。一方で、前週比+60%の躍進を見せるTRONの原動力は?

仮想通貨市場

世界情勢では、米中貿易摩擦に関する次官級協議を終えて声明を発表したことから、短期的な材料出尽くしと見たヘッジファンドの売り仕掛けにより、外国為替市場での円高・ドル安が進行。

これを嫌気して日経平均株価が前日比-263円の20,163円まで下落するなど冴えない地合いにある中、高値を切り下げていたBTC価格は、14時半頃より約2万円幅の急落を見せて4000ドル(43.2万円)を一気に割り込み、仮想通貨市場全体が全面安となった。

イーサリアムクラシック(ETC)の51%攻撃問題が終息していないことも投資家心理に悪影響を及ぼしていると見られ、アルトコインの中でも、昨年末の底値から反騰していたビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコインの急落が目立ち、いずれも前日比-12%と大幅安となっている。

イーサリアムクラシックが51%攻撃受け、5千万円弱の被害|米仮想通貨取引所Coinbaseも入出金を停止
米大手仮想通貨Coinbaseは米8日、51%攻撃を含む【Reorg】行為を(2019/1/5)発見したと報道した。ETC公式デベロッパー団体も攻撃の状況を調査しながら、各仮想通貨取引所にブロックの「確認数」を増やすように勧告している。一方では、米大手仮想通貨Coinbaseが51%攻撃が現在進行中とし、顧客の資金を保護するため、入出金を停止している。

テクニカル分析

日足レベルで描いていた逆三尊の形状であったものの、日米株式市場をはじめとする金融市場全体が再びリスクオフに傾いたほか、仮想通貨関連でも目ぼしい材料にも恵まれず、ネックラインを超えることなく下落した格好だ。

ここ数日の値動きによるLS比率のロングポジション急増に加え、bitFlyerにおける、BTCFXの「プラス乖離」が拡大しつつある中の大幅下落となり、結果的に7日の急騰分をまるごと打ち消す”シンプソン相場”の様相を呈している。

bullbearanalyzer.com

長めのレンジで俯瞰してみると、一旦下げ止まったライン(青線)は、昨年末から複数回ワークしているようにも見受けられるが、さらに割り込んだ場合は、39.8万円〜38.5万円付近と、直近底値の35.4万円が一つの節目となるだろう。

快進撃を続けるTRON

仮想通貨市場全体の地合いが軟調の中、有力dAppsが続々登場する、仮想通貨TRONの快進撃が止まらない。

先日、トロン財団が1億4000万ドル(≒152億円)で買収した、人気P2Pデータシェアプラットフォーム「BitTorrent」が、ICOローンチを発表したことを受け、前週比+60%の大幅上昇を見せている。

海外大手メディア「Forbes」は、仮想通貨プロジェクトを評価する記事でXRPやETHと共に、TRXをピックアップしている。

秒間取引数を測る指標で2,000TPSを記録するトロンに関しては、イーサリアムブロックチェーンが抱えるトランザクションの詰まりなどの「スケーラビリティ問題」はないと言及した上、イーサリアムで取引する際に必要な「GAS代」の高騰など、スマートコントラクト上の取引を処理するために手数料を払う必要がない点も高く評価した。

tron.network.index

4万ETH(5.7億円相当)が移動、急落要因か

米有力経済誌ブルームバーグの取材に応じた、香港の仮想通貨リサーチ企業CoinFiの創設者であるTimothy Tam氏は、仮想通貨急落の1時間ほど前、とある取引所に40,000ETH(5.7億円相当)が移されたことを観測した。

Tam氏は、以下のように考察している

通常、大量のイーサリアムが取引所へと移動された場合、売却の意思を示す可能性が高い。特定の取引所で大量売却されると、裁定取引をするトレーダーも追従して売りを出すため、ドミノ倒しのように連鎖反応を起こしてしまうケースがある。

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名を突破しました。

▶️本日の速報をチェック
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧