はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

国際金融市場の値動きに影響を及ぼす「VIX」の仮想通貨版を発表、ビットコイン投資家の恐怖指数を可視化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨デリバティブ商品プラットフォーム、新たなボラティリティ指標を発表
株式市場など国際金融市場の値動きに大きな影響を及ぼす、恐怖指数「VIX」の仮想通貨版が発表された。ビットコイン価格のボラティリティをインデックス化した指標は今後、投資家の重要ベンチマークになり得る。

新たなビットコイン・ボラティリティ指数

仮想通貨デリバティブ商品プラットフォームLedgerXが新たな仮想通貨指標、「LedgerXボラティリティ指数」(LedgerX Volatility Index、以下LXVX)を発表した。

LedgerXはアメリカのCFTC(商品先物取引委員会)によって規制されていて、ビットコイン現物決済のオプションやスワップ取引を提供するプラットフォームだ。

同社は今回また今回発表された「LXVX」は既にLedgerXが提供しているオプション取引商品のデータを基に、ビットコインのボラティリティをインデックス化した新たな指標「LXVX」を報道各社に明かした。

今回発表されたビットコイン指標の特徴はボラティリティ指数が30日先の将来を予測する「インプライド・ボラティリティ」タイプである点だ。

出典:LedgerX

LedgerX公式サイトによるとボラティリティ指数には過去のデータを基にボラティリティを数値化したRealized Volatility(実現ボラティリティ)と将来的な価格の値動きも詳しく考慮するImplied Volatility(インプライド・ボラティリティ)の2パターンがある。

LXVXは将来を予測するのにより長けているとされる後者で、規制されたプラットフォームがビットコインのインプライド・ボラティリティ指数を提供するのは初となった。

今回発表されたビットコインのボラティリティ指数「LXVX」について同社のCOOであるJuthica Chou氏は以下のように言及した。

(Cboeの提供する)VIXが株式市場の「恐怖指数」と専門家から称されるように、LXVXはビットコイン市場の恐怖や不安を考慮するため、「ビットコイン恐怖指数」と考えることができる。

またChou氏は自身のゴールドマンサックスでボラティリティ・トレーダーとして活躍した経験を基に、恐怖指数の重要性を語り、同指標の考案された背景として「LXVXがトレーダーや投資家のリスク・モニタリングに活用できる」点があったと説明した。

VIXは重要なベンチマークだ。トレーダーや投資家が事業を運営しながらリスクのモニタリングも可能にする。

現在LXVXは取引可能ではないが、今後の構想として同指数をCboeのVIXと同様にデリバティブ商品として取引可能にする事も検討している事を明かした。

また機関投資家など、一部ユーザーの間ではチャートが既に数ヶ月前から利用可能となっており、Chou氏は市場の動向を見極めるのにも有益である点を以下の様に説明した。

LXVXは既に今年の初めから比較して20%の68まで下がっている。

現時点でもこれは株式市場の3倍のボラティリティだが、12月時点の数値と比較すると恐怖や不安が減少している事が見受けられる。

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPostの関連記事

ビットコイン昨日の下落を打ち消すシンプソン相場を形成 トレンドは転換したのか?|仮想通貨朝市況
15日の仮想通貨市場は、ビットコインが15日明朝に1万6000円幅の値幅を伴う急騰を記録、bitFlyerの日本円建では40万円台まで一時復調した。結果として14日の急落分をまるごと打ち消す”シンプソン相場”の様相を呈している。
仮想通貨業界初「OTC取引基準のビットコイン・インデックス」が始動|ETF承認への解決策との見方も
ビットコインETFを申請中のVan Eck社の傘下企業MV Index Solutions社が米国のOTC取引プラットフォームの取引データを基にしたビットコイン・インデックス「MVIS Bitcoin US OTC Spot Index」の開始を発表した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧