
米国参入を実現
仮想通貨基盤の分散型予測市場プラットフォーム「ポリマーケット」が、米商品先物取引委員会(CFTC)から米国参入の承認を得た。2024年大統領選期間中に注目を集めた同社が、デリバティブ取引所QCEX買収を通じて米市場復帰を実現する。
CFTCの市場監督部門とクリアリング・リスク部門は3日、指定契約市場QCXとデリバティブ清算機関QCクリアリングからの要請に応じ無措置書簡を発行した。
ポリマーケットCEOのシェイン・コプラン氏はX上で「CFTCから米国での営業開始について青信号を得た」と投稿。同氏は委員会とスタッフの「印象的な働き」を評価し、「記録的なタイミングでプロセスが完了した」と述べている。
ドナルド・トランプJr.氏は先月ポリマーケットに投資し顧問委員会に参加した。また、6月にはイーロン・マスク氏のXが同予測プラットフォームとの「連携」を発表している。
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