
米規制環境下で仮想通貨継続先物が登場
Cboeグローバルマーケッツは9月9日、11月10日からCboe先物取引所でビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の継続先物取引を開始すると発表した。規制当局の審査を経て、米国規制下で無期限先物仕組みの商品を提供する。
新商品は10年満期の単一契約として設計され、従来の先物のような定期的なロールオーバーが不要となる。現金決済方式で透明な資金調達率方式を通じて現物価格に連動し、日次現金調整により価格調整が行われる。
Cboeのデリバティブ部門責任者キャサリン・クレイ氏は「海外市場で普及している無期限先物の利便性を米国規制環境に導入する」と説明した。機関投資家や既存顧客に加え、仮想通貨デリバティブへのアクセスを求める個人投資家層にも訴求する狙いがある。
新先物はCFTC規制下のCboeクリアUSで清算され、同社のグローバルデリバティブ取引・清算エコシステム構築を支援する。Cboeオプション研究所では10月30日と11月20日に継続先物に関する教育コースを一般向けに開催予定だ。