- 仮想通貨朝市況
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●ビットコイン相場
●XRPがコインチェックチャート上で急落
●XRP関連ニュース
●韓国のプレミア価格収束へ
マーケット情報
1月18日の仮想通貨マーケット情報
ビットコイン
8時時点のデータは以下の通り。
価格 | 前日比 | |
---|---|---|
現在値 | 396,273円 | +0.74% |
24h高値 | 399,331円 | |
24h安値 | 387,500円 | |
出来高 | 5921億円 | +0.31% |
18日の仮想通貨市場は、ビットコインがペナントの集束ポイントで注目されたものの、出来高を伴った急変動は見られず、24時間の値幅も1万2000円の40万円付近での推移を続けている。
そのような中で本日大きな値動きがあったのが、XRP(リップル)だ。
先日仮想通貨交換所のライセンスを取得したコインチェックのチャート上で、日本時間早朝XRPが35円台から30円を割る価格まで急落、一時前日比6%安を記録した。
ではなぜXRPは急落したのか?
当時の状況をCoinMarketCapで見ていくと、他の取引所に大きな動きは見られず、コインチェックを含む複数の取引所で起きていたようだ。
このような背景を踏まえ調査を進めた結果、XRP急落のタイミングで、海外取引所Poloniexが技術的なトラブルが発生しており、取引を一時的に中断、緊急メンテナンスを行なっていたことがわかった。
We are currently experiencing technical difficulty. Trading has been disabled and the site has been placed into maintenance mode.
— Poloniex Exchange (@Poloniex) 2019年1月17日
コインチェックはビットコインの板取引を提供しているものの、アルトコインに関しては販売所の形式を取っており、アルトコインのチャートはPoloniexの通貨チャートを基準としたものを使用している。
そのため、Poloniexの中で起きた問題が、そのまま日本で多くのユーザーが利用するコインチェックのチャートに反映、相場が急落したように見えたことになる。
このような現象は過去にも見られており、XRPが急騰したタイミングでPoloniexがサーバーダウン、Poloniexとチャートを反映するCoinCheckの価格が停止する動きなどが確認されている。ある意味でXRPと関係が深い取引所とも言えるだろう。
今回の技術的なトラブルの発生では、Poloniexが止まった場合、全通貨への影響が及びそうだが、実際に価格の挙動に異変があったのはXRPのみで、他の通貨への影響はみられていない。
公式では資産自体には問題ないとの発表をしており、資産流出などの懸念点は一時的に払拭されている状態で、日本時間9時現在では、すでに取引も復旧している。
リップルネット参入企業のXRP送金事例
なおXRPには明るいニュースも入ってきている。
xRapidを利用するリップルネットの参入企業Mercury FXは日本時間18日、XRPを利用してUKからメキシコへ3521.67ポンド(≒50万円)を数秒で送金した事を公式で報告した。
1/1 We've made our largest payments across RippleNet using #XRP – 86,633.00 pesos (£3,521.67) from the U.K. to Mexico in seconds. pic.twitter.com/WsHJuZTiOy
— Mercury-fx Ltd (@mercury_fx_ltd) 2019年1月17日
Mercury FXはロンドンに本拠地を置く外貨為替送金サービスであり、昨年リップル社の大型カンファレンスで初めてのxRapidを利用発表を行なった三社の中の一社でもある。
今回の送金は、同社によるXRPの最も額の大きい送金となっており、送金側の「Mustard Foods」はこの送金で79.17GBP(1万1226円)と31時間のトランザクション時間を短縮できたという。
この発表を受けたリップル社のグローバル・ヘッドを務めるDilip Rao氏は、Mercury FXが送金手数料と時間を大幅に節約できたことでxRapidのメリットを証明したと賞賛した。
韓国のBTC価格乖離、大幅に縮小
仮想通貨市場、特にアルトコインとの関係性が深い韓国における価格乖離「キムチ・プレミアム」が、現在収まりつつある状況であることが明らかになった。
仮想通貨の価格が高騰していた2017年末と2018年初頭にかけて一時期はBithumbやUpbitなど韓国取引所において50%以上も価格差が拡大していた同問題。
8月10日時点でも、17%以上価格が通常の取引所より大きかった事が確認されているが、現在では韓国最大級の取引所BithumbのBTC価格(3621ドル)はCoinMarketCapの価格(3672ドル)より低くなっており、もう一つの韓国取引所であるUpbitも韓国ウォン建の価格をドル換算すると(3625ドル)と世界の市場水準より低い形となっている。
Bithumbはハッキング事件以降、複数の通貨において出金制限をかけていたことで、他国とのアービットラージが行われず、通貨価格が異常値まで上がっていた動きも見られていたが、それらの動きも落ち着き始めているようだ。
2017年からの仮想通貨市場を牽引した一つの国が、落ち着きを取り戻している状況は、現在弱気市場を続ける仮想通貨市場においても、チェックしておきたい動きとなるだろう。
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