
承認確率「ほぼ100%」に
ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は30日、アルトコイン仮想通貨ETFの承認確率が「事実上100%」になったと述べた。
SECのETFに関する包括的上場基準の導入により19b-4申請とその審査期限が意味を失い、残るはSECコーポレートファイナンス部門によるS-1申請の正式承認のみとなった。特にソラナ(SOL)ETFは既に4回目の修正申請を提出しており、「いつでも承認される可能性がある」と同氏は指摘した。
ジャーナリストのエレノア・テレット氏が30日に報じたところによると、米証券取引委員会(SEC)はライトコイン、XRP、ソラナ、カルダノ、ドージコインなどのETF発行体に19b-4申請の撤回を要請した。包括基準の承認により個別申請が不要となったためで、今週中にも撤回が始まる可能性があるという。
SECは今月17日、ナスダック、Cboe BZX取引所、NYSEアルカによる新たな包括的上場基準を承認した。この新規則により要件を満たした仮想通貨ETFは従来の個別審査を経ずに上場可能となる。
テレット氏は「包括基準の承認により取引所が個別のトークンETFを上場するための19b-4申請が不要となり、プロセスが簡素化され迅速化されている」と説明した。
また、もう一人のブルームバーグのETF専門家であるジェームズ・セイファート氏は先日、「待ち望んでいた仮想通貨ETFのフレームワークが実現した」とコメントし、今後数週間から数か月で仮想通貨ETFの上場が相次ぐ見通しを示した。
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