WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

セーフクリプト法案を提出

米国のエリッサ・スロットキン上院議員とジェリー・モラン上院議員は15日、暗号資産(仮想通貨)関連詐欺に対する米国政府機関の連携強化を目的とした超党派法案を提出した。

この法案は「仮想通貨執行のための機関枠組み強化法(セーフクリプト法)」という名称だ。

米財務省、法執行機関、金融規制当局、民間セクターの専門家を結集し、仮想通貨詐欺を特定、追跡、阻止するためのタスクフォースを設置することを目的にしている。

このタスクフォースは、より優れた関連ツールを提供して地方の法執行機関を支援し、米国民が自分の資産を守れるよう意識向上を図るものとされている。また、新たな脅威や法執行の進捗状況に関する最新情報を議会に定期的に報告するという構想だ。

スロットキン議員は、仮想通貨の人気が高まる中で、詐欺対策が重要だとして、次のようにコメントした。

まずは、私の地元ミシガン州の法執行機関に仮想通貨詐欺対策に必要なツールを提供し、州民が自分自身と財産を守る方法を確実に理解できるようにしたい。

このタスクフォースは、デジタル資産における詐欺対策にあらゆるリソースを活用することを可能にする。

ブロックチェーン情報企業TRM Labsのグローバル政策責任者、アリ・レッドボード氏は、過去2年間で仮想通貨エコシステム全体で数十億件に上る詐欺を特定していると述べた。その上で、今回の法案の意義を次のように語っている。

この法律は、ブロックチェーンインテリジェンスを活用した官民連携により、違法ネットワークの活動発生時に追跡、阻止、無力化することを可能にし、被害者の保護と金融システムの安全性確保に貢献するものだ。

業界と法執行機関が連携することで、犯罪者が新たな技術を悪用して危害を加える能力を大幅に低減することができる。

関連:米シークレットサービス、過去10年間で犯罪関連の仮想通貨580億円相当を押収

また、仮想通貨専門のガブリエル・シャピロ弁護士はXで、この法案が非常に有用であるように感じると意見した。

SEC(米証券取引委員会)やCFTC(米商品先物取引委員会)は、ハッキング、フィッシング、小規模なポンジスキーム(ネズミ講)といった問題にはあまり注力していないと指摘。こうした取り締まりの足りていない部分を埋められる可能性があるとしている。

ブロックチェーン分析企業チェイナリシスは1月のレポートで、2024年には違法な行為に関連する仮想通貨取引量は推定513億ドル(約8兆円)に達していたと報告した。

盗難被害額は2023年比で約21%増加し、22億ドル(約3,400億円)に達していた。その大部分はDeFi(分散型金融)サービスから不正流出したものだった。また、高利回り投資詐欺と長期型の投資/ロマンス詐欺が手口として最も利用されていた。

関連:アップビットの48億円ハッキング、当局が北朝鮮ラザルス集団の関与を本格調査

DeFi(分散型金融)とは

ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。「Decentralized Finance」の略。DeFiで行われる金融サービスには、ステーブルコインの発行や通貨の貸出、仮想通貨取引所などがある。

関連:米SEC委員長が警告、「仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れ」

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/03 火曜日
20:20
民主党が議会を制したら仮想通貨市場の法整備に逆風か、米中間選挙は今夜投票
米中間選挙で民主党側が大勝した場合、仮想通貨規制は法案の成立から調査・監視へ軸足が移る可能性がある。クラリティー法案が停滞し続け、トランプ大統領の家族の事業への調査が強まるとの見方が出ている。
12:15
メタプラネットが253億円の自社株買い ビットコイン購入配分を80億円戻す
メタプラネットは10月の自社株買いが約253億円に達したと報告した。社債80億円を完済し、その分仮想通貨ビットコイン購入への配分が増えた。
11:18
ビットコイン8万ドル割れ、ウィンターミュートは7.68万ドルを注視
仮想通貨トレーディング企業ウィンターミュートは2日の週次レポートで、ビットコインが8万ドルを下回ったと指摘した。バイナンスの約63億ドル流出後に15億ドル規模の清算が発生。次に維持すべき水準として約7.68万ドルの50週移動平均を挙げた。
10:38
米SEC、トークン投票だけでは「管理者」に当たらず FAQで見解
米SEC企業金融局は11月2日、仮想通貨の分類に関するFAQに3問を追加した。互いに関係がなく協調の取り決めもない広範なガバナンスの参加者は、原則としてネットワークの実質的な管理者(中央当事者)に当たらないとのスタッフ見解を示し、管理者と見なされる権限の具体例も挙げた。
10:15
EU拠点の組織から167億円以上の仮想通貨が不正流出の疑い
ZachXBT氏は、EU圏の組織が複数の取引所口座から1億600万ドル超を不正に引き出された疑いを報告した。資金はイーサリアムやモネロに換えられ移動されているところだ。
09:35
北朝鮮、バイナンス流出の関与を否認 FBIに「重大な政治的挑発」
北朝鮮の金与正氏は、バイナンスから60億ドル超の仮想通貨が盗まれた事件を北朝鮮の犯行としたFBIの発表に反発し、「重大な政治的挑発」と非難する談話を出した。過去最大とされる流出の経緯をまとめた。
08:50
SBI、米エレボール銀行に1億ドル出資へ ステーブルコイン入出金に対応
SBIホールディングスが米デジタルバンクのエレボールに1億ドルを出資する。同行はステーブルコインの入出金やブロックチェーン決済に対応し、2026年2月の開業後、預金は70億ドルを超えた。同行の事業内容と出資の狙いをまとめる。
08:16
ブラジル大手取引所Mercado Bitcoin、推計63億円超流出で入出金停止
ブラジルの大手仮想通貨取引所Mercado Bitcoinが2日、セキュリティ事案を受けて入出金を停止した。Hypernativeの推計では63億円超相当が流出。同社は顧客被害やデータ流出はないとし、5ネットワークの送金先アドレスを公開した。
11/02 月曜日
19:21
ステーブルコインの100万円上限、金融庁研究会で議論 全銀協は慎重
金融庁は2日、デジタル・分散型金融に関する研究会の第2回会合を開き、ステーブルコインの100万円上限やレンディング規制を議論した。JPYCとSBI VCトレードが上限の見直しを求めた一方、全銀協は慎重な検討を求めた。
14:55
米上場企業、5833BTCのビットコイン売却か担保化を検討 バイナンス事件受け
米ナスダック上場のネクスト・テクノロジーが、保有する約5,833BTCの売却または担保設定を取締役会で承認した。バイナンスの不正流出事件を受け、カストディリスクの高まりを理由に挙げている。
14:10
DeFiサイトなど15ドメインに不正リダイレクト 訪問者の資金抜き取り
Name.comは顧客ドメイン15件が不正にリダイレクトされたと発表した。DeFiサイトでのEVM系流出額は約13.8万〜20.2万ドルと推計されている。
13:05
SBI VCトレードのJPYSCレンディング残高、100億円を突破
SBI VCトレードは2日、円建てステーブルコインJPYSCのレンディング(貸コイン)残高が100億円を突破したと発表した。取扱残高も300億円を超えた。利用料の計算方法と、貸出中のJPYSCが分別管理の対象外となる点など、利用者が負うリスクを整理する。
11:40
カルダノ団体、Linuxの重大欠陥でプール運営者に更新呼びかけ
カルダノのガバナンス組織インターセクトが、Linuxカーネルの重大な脆弱性についてステークプール運営者(SPO)に更新と再起動を要請した。深刻度は10点満点中9.8。委任されたADAへの影響と主要ディストリビューションの修正状況をまとめた。
10:10
トランプ氏、北朝鮮関与なら対話の意向 バイナンス攻撃でFBIが関与発表
米FBIはバイナンスから63億ドル規模の仮想通貨が流出した件は北朝鮮系ハッキング集団の犯行だと発表した。トランプ大統領は関与が確認されれば北朝鮮と協議する意向を示した。
09:35
BTCPay Server、ホットウォレット不正流出の報告受けサーバー停止を要請
ビットコイン決済ソフトBTCPay Serverは2日、複数のサーバーでホットウォレットの資金が不正に抜き取られているとの報告を受け、運営者にサーバー停止を呼びかけた。原因や被害規模は明らかにしていない。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧