WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン調整局面、マクロ・オンチェーン指標の変動は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済からシグナル

ビットコイン(BTC)の調整局面が続く中、市場では「これは天井なのか、それとも押し目なのか」という議論が続いている。こうした局面で、複数のアナリストが異なる角度から市場分析を発信し、注目を集めている。

ビットコイン分析を専門とするアナリストSmitty(@sminston_with)が20日、「ビットコインは常にマクロ経済と連動しており、長期的に逆行することはない」との分析を公開した。

Smittyは今回、銅金比率(Cu/Au Ratio)とISM製造業PMI(製造業の景況感を示す米国の経済指標)という2つのマクロ指標に注目。これらをビットコイン価格と比較するため、Z-score(標準偏差スコア)という統計手法で可視化した。

Z-scoreとは、異なる単位のデータを「平均からどれだけ離れているか」という共通の尺度に変換する手法で、0が平均値、プラスなら平均より高く、マイナスなら平均より低いことを示す。これにより、単位の異なる指標同士を同じグラフ上で比較できる。

分析の結果、Smittyは「銅金比率は世界的なリスク選好度を追跡し、ISM PMIは製造業サイクルを捉える。両方をBTCと比較すると、相関関係が明らかになる。ビットコインはマクロと連動し、長期間逆行することはない」と指摘した。

出典:Sminston WithのX投稿

現在の市場については、「銅金比率は深いマイナス圏だが、BTCは高値圏にある。これは乖離ではなく、ビットコインが長期的な価格下限ライン上で動いているだけで、マクロ面の明確な触媒を欠いているに過ぎない」と分析。「ISMは底から緩やかに回復しており、BTCもそれに連動している。片方が急騰すれば両方とも急騰する」と指摘した。

最後に、「強気転換については、両指標とも『すぐそこ』を指している。BTCの天井ではない。このパーティーはまだ始まっていないが、始まろうとしている」と結論づけた。

関連:ビットコインのハッシュレートが4カ月ぶり低水準 AI企業との電力競合が影響

ステーブルコインが示す不均衡

一方、オンチェーンデータの観点からも、市場の底打ちを示唆する分析が発信されている。暗号資産アナリストのDarkfost(@Darkfost_Coc)が19日、ステーブルコイン関連指標に基づく分析を公開した。

Darkfostは「ステーブルコインの時価総額が急拡大している時は、ポジティブな市場局面と関連することが多い。これは市場に流入する流動性を示すものだ」と指摘。特に注目するのが、SSR(ステーブルコイン供給比率)という指標だ。

SSRはビットコインの時価総額をステーブルコインの価値で割った比率で、「SSRが急上昇すると購買力が弱まっていることを示し、逆に大幅低下するとBTCが過小評価されていることを示す」と説明した。

出典:DarkfostのX投稿

現在の市場について、「最新のBTC調整後、SSRは今サイクルで最も強い下落を記録した。ビットコインの時価総額がステーブルコインよりもはるかに急激に減少し、流動性とBTC評価額の間に不均衡が生じている」と分析。「歴史的に、これは市場の底が形成される期間だ。今後SSRが上昇すれば、ステーブルコインが展開され始めた証拠となる」とした。

ただし、「地政学的・貿易上の緊張で不確実なマクロ環境にある」として、「ステーブルコイン時価総額が減少し始めるタイミングを監視することは極めて重要だ」と呼びかけた。

関連:ビットコイン急落、グリーンランド関税懸念で株安連鎖 金(ゴールド)最高値更新|仮想NISHI

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/06 日曜日
14:00
ETH・SOL・HYPEをファストフードチェーンに例えると? アークインベストがL1のビジネスモデルを分析
アークインベストのリサーチディレクターが、イーサリアム・ソラナ・ハイパーリキッドの3大L1をファストフード業界に例えた分析を発表した。3つを同一のビジネスモデルとして比較するのではなく、それぞれ異なる事業構造・収益モデルを持つものとして個別に評価すべきだと主張している。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(9/4)|相場分析・ストラテジーBTC戦略・金融庁の税制改正要望のまとめ
今週は、アーサー・ヘイズ氏らによる仮想通貨の相場分析、ストラテジーのビットコイン戦略、金融庁による税制改正要望の公表に関する記事が関心を集めた。
09/05 土曜日
14:30
リップル社、フロリダ大学アスレティクスと提携 スタジアムにXRPロゴ掲出へ
仮想通貨大手リップル社が米フロリダ大学アスレチックスと複数年パートナーシップを締結した。スタジアムにXRPロゴを掲出するほか、学生向け金融教育も支援する。
13:35
新種ETF審査、速度か安全性か 米仮想通貨業界内で意見対立
米SECが検討する新種ETFの規制枠組みを巡り、グレースケールや21シェアーズ、a16zなど複数の仮想通貨企業が意見書を提出した。SECは対応時期をまだ示していない。
11:20
ビットコインと金の相関性が6年ぶり高水準に、ビットワイズ
ビットワイズは、ビットコインと金の90日相関性2020年以来の高水準に達したと分析。ビットコイン相場と米国株の連動性は低下しており、投資家心理の変化を示唆している。
10:15
バイナンス、MiCAライセンス未取得でもEU事業継続=報道
ブルームバーグの報道によると、バイナンスはMiCAライセンス未取得のままEUで事業を続けており、反転勧誘条項やアブダビ法人への取引誘導など複数の抜け道が背景にあると指摘。
09:55
金融庁、暗号資産・ステーブルコイン政策の戦略的対応などで「目標達成」と報告
金融庁が金融行政に関する実績評価書を公開。仮想通貨の金商法移管やステーブルコイン活用などデジタル金融戦略の取組みを「目標達成」と自己評価したことがわかった。
09:10
ビットコインが金と同様の値動きに、コインシェアーズ分析
コインシェアーズは4日付リポートで、米財政懸念から仮想通貨ビットコインが金と同様の値動きを強め一時8万100ドルまで上昇したと分析、9月のFRB利上げ確率や資金フロー動向にも言及した。
07:45
Trezorの配送委託先で情報漏洩、新たに約6.7万人の被害を公表
仮想通貨ハードウェアウォレット大手のTrezorは、物流パートナーShipMonkで起きたデータ侵害について新たな情報を公表。被害の範囲が当初の説明よりも広いことが判明したと報告した。
07:15
ロビンフッド、AMCの株式トークン停止要求を拒否
ロビンフッドはAMCエンターテインメントの株式トークン取引停止要求を拒否した。対象国や米国内での法的位置づけについて外部の弁護士も見解を示した。
06:40
ロビンフッドチェーン、4日夜約14分のブロック生成障害が発生
米ロビンフッドのレイヤー2「ロビンフッドチェーン」で9月4日夜、ブロック生成が約14分間停止し送金や取引が一時滞った。現在は復旧済み。
06:15
ジーキャッシュが約10年ぶりの高値に、時価総額は一時10位突入
仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)が1000ドルを突破した。グレースケールの現物ETFへの資金流入とマイニング参入増加が相場を押し上げ、時価総額は170億ドル規模に達した。
05:50
全米保安官協会が中立表明、クラリティー法案の上院採決に追い風か
全米保安官協会が9月3日付の書簡で、クラリティー法案への立場を反対から中立に変更したと明らかにした。警察系団体の抵抗後退は9月15日の上院採決を後押しする材料となりそうだ。
05:00
IMF、エルサルバドルの25年6月以降のビットコイン購入は寄付のみ
IMFはエルサルバドルとの審査合意を発表し、同国の第1次審査以降のビットコイン積み増しが民間寄付のみによるものだと確認した。理事会承認を経て約1億4,000万ドルの供与が見込まれる。
09/04 金曜日
14:15
韓国、トークン化証券制度27年2月施行へ
韓国金融委員会はトークン証券制度で資産プーリングを条件付き容認し、私募から個人向け証券、決済までの段階拡大を検討している。2027年2月の制度施行を予定する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧