はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

スイスの証券取引所、仮想通貨イーサリアムに連動したETP取引を開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

スイス大手証券取引所、イーサリアムETPの取引を開始
スイスの大手取引所であるSIX Exchangeが、新たに仮想通貨イーサリアムに連動したETP商品の取引開始を発表した。

スイスの取引所、イーサリアムETP取引を開始

スイスの大手証券取引所であるSIX Exchangeが米時間5日、イーサリアムに連動するETP商品の取り扱い開始を発表した。

ETPとは

「Exchange Traded Products」の略で、意味は「上場取引型金融商品」。証券取引所で取引される、様々な投資商品という意味です。ETPの価格変動は、株式や金利など金融商品に連動しますが、資産の所有権を得ていません。ETF(上場投資信託)、ETN(上場投資証券)、ETC(上場投資コモディティ)などが該当します。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

SIX Exchangeは昨年11月、世界で初めて仮想通貨のETP商品を株式市場に上場させた取引所である。Amun Crypto Basket Index (HODL5)と称された複数の仮想通貨に連動したETPを提供しており、以下5つの仮想通貨銘柄をバンドルにしたものだった。

(数字はETPインデックスの保有比率)

  • ビットコイン(48.69%)
  • XRP(25.72%)
  • イーサリアム(17.6%)
  • ビットコインキャッシュ(5.11%)
  • ライトコイン(2.88%)

バンドル型ETPのHODL5は、425,712 CHF(約4836万円)金、銀や原油取引といった金融商品を抜き、最も取引されている商品になっていることも、11月に報告されている。

出典:The Block

また、先週にはビットコインのみに連動するETPの発表をしており、今回発表されたイーサリアム版のETP商品が続いたことで、他のアルトコインに連動したETP商品が続く可能性がある。

SIX ExchangeのCEOは、2019年内にブロックチェーンを導入した取引プラットフォームの開始するべく、開発に注力していることをロイター通信の取材で明かしている

仮想通貨に対して前向きな姿勢を示すSIX Exchangeだが、これを裏で支えているのが仮想通貨やブロックチェーン技術に対して友好的なスイス政府である。

スイスの金融規制当局であるFINMAは仮想通貨事業の登録も行なっており、世界でも最も仮想通貨に対して包括的かつ友好的な取り締まりを行っている政府機関であり、多くのブロックチェーン企業もその土地に拠点を構えている。

仮想通貨事業でもBakktやフィデリティ、規制の動向に関してもSEC(証券取引委員会)やCFTC(商品先物取引委員会)など、米国を中心としたニュースや話題に注目が集まっているが、欧州でも仮想通貨に対する取り組みが進んでいるのも事実である。

スイスを筆頭に、欧州や証券取引所からの仮想通貨市場参入の動きも見逃せない。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

スイスで来週にも世界初の仮想通貨ETP取引開始へ|大型ファンダでトレンド転換の兆し
今回、認可を受けた、Amun社によって提供される、ビットコインに加え、4種のアルトコインを含んだ、「Amun Crypto Basket Index (HODL5)」は、世界初、株式市場に上場する仮想通貨ETPとなる。なお、上場先の取引所については、スイスの主要取引所、「SIX Exchange」とされる。
欧州でビットコイン事業展開を行う銀行、機関投資家向けの仮想通貨取引プラットフォームを開始
仮想通貨に対して友好的な欧州リヒテンシュタインの銀行、Bank Frickが機関投資家を主に対象とした仮想通貨取引プラットフォームDLT Marketsを提供することを発表した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
17:42
FRBが3年半にわたる量的引き締め(QT)終了、仮想通貨市場に流動性改善の可能性
米FRBが12月1日、3年半にわたる量的引き締め(QT)を終了した。約2.4兆ドル規模の資産縮小後、仮想通貨市場への流動性改善が期待される。2019年QT終了時はビットコインが短期下落後に上昇した経緯があるが、専門家は政策効果の遅延やインフレ動向など不確実性に慎重な見方も示している。
16:04
走行映像でGARコインを還元 ドラレコアプリ「セトラス」が地方創生DXモデルを始動
セトラスが市民のドラレコ映像を行政業務に活用し、専用暗号通貨「GARコイン」で報酬を還元する地方創生モデルを発表。実証実験に参加する自治体を3枠限定で募集している。
13:55
コインベースへの情報開示請求が過去最多の1.2万件、欧米で協力要請急増 実態判明
コインベースが2025年透明性レポートを公開し、60カ国以上から12,716件の情報開示請求を受領し、前年比19%増加となったと報告した。米国の件数がトップだが、米国外からの請求は53%を占め前年比2%増加した。
13:15
米FDIC、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」運用規則案を12月下旬に公表予定
米FDIC代行議長がステーブルコイン規制「ジーニアス法」の運用規則案を今月に公表する予定だと表明。トークン化預金や仮想通貨業界のデバンキング問題についても対処を説明した。
12:29
カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ
米予測市場カルシがソラナ上で予測市場契約のトークン化を開始。オンチェーン取引により匿名性が向上し、開発者のサードパーティ構築も可能に。評価額110億ドル、約3500市場を運営する同社は仮想通貨ユーザーの流動性獲得を目指す。
11:00
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏、利益相反報道を否定
米トランプ政権のAI・仮想通貨特命官デビッド・サックス氏がNYタイムズの利益相反報道を否定した。名誉毀損専門の法律事務所に対応を依頼し、倫理規定遵守を主張している。
10:40
ゴールドマンがイノベーター買収、ビットコイン連動ETFも取得で仮想通貨事業拡大
ゴールドマン・サックスがETF大手イノベーターを20億ドルで買収すると発表した。買収にはビットコイン連動ファンドQBFも含まれ、ゴールドマンの仮想通貨関連商品ラインアップが拡大。
10:14
リップル、シンガポールでライセンス範囲拡大 XRPとRLUSDによる決済事業を強化
リップルがシンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの拡大承認を取得。XRPとRLUSDを活用した決済サービスを強化。アジア太平洋地域のオンチェーン活動は前年比70%増で、同地域での事業拡大を加速。
10:02
ビットコイン100万円幅急落、yETH流出事故で大規模清算|仮想NISHI
ビットコインは軟調な推移が続いている。1日には一時8万5,000ドルを割り込み、日本円ベースでも24時間比で100万円超の下落となった。背景には、イーサリアムが「フサカ・アップデート」を目前に控えロングポジションが積み上がる一方、Yearn FinanceでyETHの流出事故が発生し、ロングポジションの清算が連鎖したことがある。
09:20
リミックスポイント、12億円規模のWeb3関連事業投資を中止へ
リミックスポイントは、事前に予定していた12億円規模のWeb3関連事業投資の中止を決定。仮想通貨ビットコイン購入以外の調達資金使途を変更した。
08:40
ハッキング被害から3.7億円相当回収、ヤーン・ファイナンス
ヤーン・ファイナンスがyETH関連のハッキングで盗まれた資産のうち約240万ドル相当を回収した。回収作業は継続中で被害者への返還を予定している。
07:35
mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示
ストラテジー社のフォンレCEOがビットコイン売却の具体的条件を初めて明言した。株価が保有資産を下回り資金調達が不可能になれば売却も選択肢の1つとなる。
07:05
ストラテジー、約2240億円の米ドル準備金を確保
ストラテジー社は、優先株の配当と負債の利子の支払いのために約2,240億円の米ドル準備金を確保したことを発表。目的を説明し、仮想通貨ビットコインの買い増しも報告した。
07:00
チェーンリンク初のETF、NY証券取引所に上場予定
仮想通貨チェーンリンク(LINK)に投資する上場投資信託(ETF)が12月3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始予定。NYSEアーカがグレースケール・チェーンリンク・トラストETFの上場を認証した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧