はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

機関投資家向けビットコイン取引がアジアで提供へ 米仮想通貨取引所Seed CXの提携で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米機関投資家向け仮想通貨取引所が新たな提携を発表
米国の機関投資家向け仮想通貨取引所Seed CXがシンガポールのフィンテック企業Hydra Xとの提携を発表した。アジアに拠点を置くトレード・プラットフォームから機関投資家向けの仮想通貨取引が可能となる。

米機関投資家向け取引所、アジア圏進出か

米シカゴに拠点を置く機関投資家向けの仮想通貨取引所Seed CXは21日、シンガポールのフィンテック企業Hydra Xとの提携を発表した。

Seed CXは機関投資家を対象にビットコインやイーサリアムを含む仮想通貨の現物取引を提供しているほか、米CFTC(商品先物取引委員会)の認可次第でデリバティブ商品も追加する方針だ。

今回発表された提携を通じて、Hydra X社が開発中の独自トレードプラットフォーム「Sigma」上で、今後Seed CXの商品へのアクセス・取引・ポートフォリオの確認などが可能となる予定だ。

なおSigmaはアジア圏への取引提供を予定しているため、アジア圏の機関投資家もSeed CX社の仮想通貨商品を取引可能となる。

現在ベータ版が運用されているSigmaは分散台帳技術を活用した取引プラットフォームで、一般的なアセットと暗号資産において高度な取引処理や決済処理を誇る取引ソリューションと紹介されている。

Seed CX社が現在取り扱っている銘柄は以下の通りである。

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • ビットコインキャッシュ
  • ライトコイン

今回の発表に際してSeed CX社の共同設立者兼CEOであるEdward Woodford氏は以下のように言及した。

Sigmaのようなプラットフォームとの提携の背景にはSeed CXはデジタル・アセット(仮想通貨・暗号資産)の取引を望む機関投資家にとって傑出した取引所となることを目指していることが挙げられる。

短い期間でHydra Xは技術面におけるリーダーシップを示したため、Hydra Xの顧客がSeed CXにアクセスできることは朗報だ。

Seed CXは昨年9月、シリーズBラウンドの資金調達で1500万ドル(約16.4億円)を集めたことを発表しており、Bain Capital Venturesなどから総額2500万ドル(約27.4億円)を募っていた。

機関投資家を対象に米国で仮想通貨商品の取引を展開するSeed CXは昨年、Bakktやフィデリティなどウォール街から少しずつ仮想通貨業界に参入が見られた中で注目を集めた一つの企業である。

Seed CXは現在子会社「Seed SEF」の名目上で米国の規制に準じたデジタル資産のデリバティブ商品を提供していく予定だが、現状米CFTCからの認可のメドは立っていない。

米国ではSeed CXの他にもニューヨークに拠点を置く仮想通貨取引所LGO Marketsなどが3月上旬に機関投資家を対象に口座開設を開始したことが報道されていた。

またアジア圏に進出している欧米出身の仮想通貨企業ではコインベースなどが挙げられるが、現在も金融庁への登録申請待ちが続いていると見られる。

現状日本での提供に関する言及はされていないが、日本への参入には金融庁からの登録許可が必要となる。

一見すると仮想通貨市場への関心は落ち着いているように見えるが、水面下で機関投資家などのビッグマネー参入に向けた動きは着実に進んでいると言えるだろう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

仮想通貨取引を証券レベルまで引き上げ 初の機関投資家に限定したビットコイン現物取引が開始へ|LGO Markets
仮想通貨取引所LGO Marketsが来週、機関投資家のみを対象としたビットコインの現物取引を提供することが判明した。その仕組みから、仮想通貨取引を証券レベルまで引き上げるものであるとの見方も出ている。既に10の機関投資家が登録を完了、来週にも取引が開始される。
ゴールドマン・サックスも出資する機関投資家向けカストディ企業が「仮想通貨保険」を開始|英ロイズとの提携で実現
ゴールドマン・サックスなどから出資を受けている機関投資家向けカストディ企業のBitGoが、英最大手保険企業ロイズを通じて、110億円相当の保険サービス提供を発表した。業界の信頼度向上つながる動きだと言える。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:30
「バイナンス・ジュニア」、キッズ向け仮想通貨口座導入 安全性に関する議論も
バイナンスが6~17歳向けの仮想通貨プログラム「バイナンス・ジュニア」を開始した。親の監督下でシンプルアーンによる資産運用などが可能となる。
10:26
イーサリアム保有企業購入量、ピークから80%急減 ビットワイズが指摘
ビットワイズの報告によると、イーサリアム保有企業の11月購入量は8月比81%減の37万ETHに急減。一方、ビットマイン社は12月に1.5億ドル相当を追加購入し、フサカアップグレードへの期待を示した。
10:00
スターテイルとソニーのソニューム、ステーブルコイン「USDSC」をローンチ
スターテイルとソニーのソニュームは、米ドルステーブルコインUSDSCと報酬システムSTAR Pointsのローンチを発表。ソニューム上の新時代のブロックチェーン体験を強化すると説明した。
09:45
ビットコインが1万ドル反発、イーサリアム「フサカアップデート」好感で10万ドル視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは反発の勢いを強めている。ETHの「フサカ・アップデート」を好材料とし、2日に付けた8万3,000ドル台から1万ドルの上昇を見せた。
08:55
米SECが仮想通貨含む高レバレッジETFを阻止、3倍・5倍商品の審査停止を通告
米SECが株式や仮想通貨の日次リターンを3倍・5倍に増幅するETFの審査を停止した。プロシェアーズは3倍レバレッジ仮想通貨商品を含む複数の申請を取り下げている。
08:02
アンソロピックが来年IPO検討か、評価額3000億ドル超目指す=報道
AI企業アンソロピックが早ければ来年にもIPOを検討している。マイクロソフトとエヌビディアから合計150億ドルの出資確約を得ており、オープンAIと上場を競う。
07:35
DeFi保険サービス「Firelight」、XRPのステーキング機能をローンチ
DeFiの保険サービスを開発するFirelightは、Firelight Protocolをローンチ。まずは仮想通貨XRPをステーキングできる機能を提供する。
07:00
イーサリアム「フサカ」実装完了、レイヤー2取引手数料削減
仮想通貨イーサリアムの「フサカ」アップグレードが実施された。PeerDAS技術の導入によりバリデーターの処理負担が軽減され、レイヤー2の取引速度向上と手数料削減が実現。次期アップグレード「グラムステルダム」の準備も進行中だ。
06:35
フランクリン・テンプルトンもソラナETFを上場、ステーキング報酬を付与
米大手資産運用会社フランクリン・テンプルトンがソラナETFをNYSEアーカに上場した。最大100%のステーキングで報酬を付与。コインベースが管理を担当。
06:10
ソラナスマホの独自仮想通貨「SKR」、来年1月発行予定 30%がエアドロップに
スマホ製造のソラナ・モバイルがネイティブトークンSKRを2026年1月に発行すると発表した。ローンチ時に30%がエアドロップされる。
05:45
ストラテジーがMSCI指数残留へ協議、ドル準備金確保は弱気相場への備え
ストラテジーのセイラー会長は指数プロバイダーMSCIとの協議を認めた。同社は14.4億ドルの米ドル準備金を確保しており、クリプトクアントはビットコインの長期的な下落に備えた戦術的転換と分析。
12/03 水曜日
17:03
XRP現物ETF、2週間弱で約1200億円規模に到達 仮想通貨ETF史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧