- 仮想通貨取引所DragonEX、ハッキング被害を受け
- 「DragonEX(ドラゴンEX)」と「BiKi.com」が、ハッキング被害を受けたことをユーザーに報告した。BTCやETHの他、数多くのアルトコインも流出被害にあったことがわかっている。なお、DragonEXは出来高基準で世界31位の取引所となる。
仮想通貨取引所DragonEX、ハッキング被害を受け
CoinMarketCap上で取引高31位の仮想通貨取引所「DragonEX(ドラゴンEX)」は、25日に公式テレグラムにて、24日にハッキング被害を受けたことを明らかにした。
同取引所の管理スタッフの主張によれば、
24日、DragonEXがハッキング被害を受け、ユーザーの仮想通貨資産と取引所側の資産が不正流出した。
盗難に遭った一部の資金は取り返せたが、残りの分も取り返そうと尽力している。
すでにエストニア、タイ、シンガポール、香港などの警察側に知らせ、捜査協力をしている。
現在取引所のサービスは全て一時的に停止しており、正確な盗難資金とその復旧に関しては一週間以内に報告する。
なお、ユーザーの損失に関しては、DragonEX側が全ての責任を取る。
DragonEXは、多くのアルトコインを取り扱っている取引所で、仮想通貨データサイトCoinMarketCapによると、中ではEOSによる取引高が最も多い。
また、同取引所の管理スタッフであるJoanne Long氏は、テレグラム上で、同社の調査で判明した、盗難の資金の銘柄とその送り先となる一部のアドレスを公開し、他の取引所の協力を呼びかけている。
流出した一部銘柄は、以下の通りだ。
- BTC
- ETH
- XEM
- XRP
- ETC
- NEO
- ABBC
- LTC
- BCHABC
- XLM
- XMR
- ADA
- ONT
- TRX
- BTM
- XAS
- ICX
- QTUM
- USDT
Long氏の話によれば、不正流出した一部のETHが取引所Huobi、Binanceに、一部のUSDTはBittrexなどに送金されたが、該当の取引所へ連絡を取っており、現在HuobiとGate.ioによって資金の入金はブロックされている。
執筆時点では、被害送金額に関しては、まだ明らかにされていない。
取引所のハッキング事件は、未だ絶えない状況にあり、1月にはニュージーランドの仮想通貨取引所Cryptopiaがハッキング攻撃を受け、現在もその全てのファンドが回収されておらず、先日同取引所はサービスを再開した。
もう一つの取引所の被害に関して
なお、BiKi.comというシンガポール本拠地の仮想通貨取引所も、ハッキング被害を受けた。
同取引所の公式発表 によると、「26日の早朝(0時〜7時)ユーザーのアカウントパスワードが改ざんされ、ハッカーによって仮想通貨の資金が盗まれた」と明かし、「被害総額およびその弁償プランを後日に発表する」と述べている。
なお、現在ハッキングの原因および盗まれた仮想通貨の銘柄に関して調査中とのことである。
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