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XRPの「匿名送金」実現なるか リップル社投資機関が匿名技術を提供する仮想通貨企業へ出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル社投資機関が匿名技術提供企業へ出資
リップル社の投資機関が匿名技術を提供する企業へ出資を行なった。XRPやXRPレジャーの普及を前提とした投資機関ということもあり、XRPの送金利用の汎用性拡大が見込まれる重要な動きとなる可能性もある。これまでの動きから、重要性を考察。

リップル社投資機関が匿名技術提供企業へ出資

リップル社傘下の投資ファンドであるXpringがレイヤー2の匿名性技術に力を入れるスタートアップBolt Labsへの投資を行なったことを発表。合わせて昨年末より出資の意向を示していたZcashを開発する企業も正式な出資に至ったことを米Forbesなどが報じた。

Bolt Labsは、ゼロ知識証明やブラインド署名(銀行などにも採用される暗号デジタル署名技術)などの匿名技術を用いた決済システムの構築を行う企業で、匿名性のないパブリックチェーンにも安全(秘匿性)かつ早い送金ソリューションの提供を行なっている。実利用時には、対応通貨の送金や決済時にBOLTを利用することで、オフチェーンの取引を通して即時決済かつ送金者のプライバシーが保護される仕組みが取られる。

現時点では、Zcashを始めビットコインやイーサリアムのブロックチェーンを用いた決済利用時に匿名性送金を行えるシステムの構築に注力している。

出典:BOLT LABS

出資による影響を考察

リップル社の投資ファンドが匿名技術関連のプロジェクトへ投資したことによる影響としては、BOLTの利用通貨としてXRPが加わる可能性があるほか、XRPの決済領域に関わる派生匿名技術を利用できる点は大きな意味を持つと考えられる。

Xpringは、実績のある起業家によって率いられている企業に対して、出資、発展支援、買収、補助金を提供している投資ファンドで、2018年5月に発足したばかりのプロジェクトで、その目的をXRPやXRPレジャーのさらなる普及に置いている。発足当初の出資基準としては、XRPレジャーやデジタル通貨である「XRP」に関わる企業が挙げられているため、今回のXpringの出資もXRP関連の動きに繋がる可能性は高いと見られている。

これまでにXpringが出資した企業には、アーティストのマネタイズ、コンテンツ管理の改善を目的としたプロジェクトである「SB Projects」や元リップル社CTO Stefan Thomas氏が立ち上げた「Coil」などがあるほか、今年4月にもイーサリアムやXRPの即時換金を可能とする「Robot Ventures」への出資も行なっている。これらの共通点から見ても、XRPやXRPレジャーに何かしらの形で携わる企業に出資を行なっている傾向が示されている。

ブロックチェーン自体の匿名性は、マネーロンダリング規制などが厳格化されるなかで懸念点として挙げられている動きとなるが、決済領域での匿名技術の重要性は極めて高く、派生プロダクトとしてXRPブロックチェーンへの匿名性提供ができる動きに繋がれば、より汎用性の幅が広がる。今回の出資に関してリップル社との直接的な関係性は示されていないが、今後のBolt Labsの動きには注目していきたい。

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