はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

テザー問題で揺れる仮想通貨取引所Bitfinexが「IEO」を計画か 中国人株主が明かす

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Bitfinexが「IEO」を計画か
テザーの裏付け資産問題の渦中にある仮想通貨取引所Bitfinexが、資金調達として自社トークンセールのIEOを予定していると中国人株主が明かした。

Bitfinexが「IEO」を計画か

テザー問題の渦中にいる仮想通貨取引所Bitfinexが、自社の取引所トークンセールとしてIEO(Initial Coin Offering)を計画している可能性が浮上した。目標調達金額は10億ドルだという。ビットコインビリオネアでも知られる中国人投資家であるDong Zhao氏(@zhaodong1982)がWeiboに投稿した内容のスクリーンショットをZirui氏(@zirui_z)が公開したことで明らかになった。

Dong Zhao氏は、Bitfinex社の株主としても知られる人物で、情報の信ぴょう性が高いと見られている(Bitfinex公式からの発表は現在確認できず)。

@Zirui-z氏

@zhaodong1982によると、BitfinexがIEOを行う可能性が高く、何人かの巨大クジラはすでにUSDTで3億ドル(約360億円相当)の支援を確保している。

IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)とは、資金調達のための、ICOのような仮想通貨トークンセールのこと。

従来のICOと異なり、大手取引所の上場が約束されている点や、トークンのロックアップの時間、もしくはトークンプロジェクトのセール、上場に関わる審査の欠如など懸念点が大幅に取り除かれるため、特に大手取引所が開催すれば、投資家人気も集まりやすいとされている。

今回のIEO実施がなぜ投資家の中で焦点になっているかは、Bitfinexの親会社iFinex社と米NY州司法長官がステーブルコイン「テザー(USDT)」の裏付け資産を巡り争っている動きがあるためだ。

米NY州の司法長官から出された裁判所命令の文書で、ステーブルコインのテザー(USDT)の裏付け資産約950億円の不正利用が行われているとの指摘が行われていた中で、Bitfinex社が内容を全面否定する文書を公表、意見が対立している。

しかし、Bitfinex側のCEOなどが「該当する資金は世界各国の当局によって差し押さえられているものの、紛失したわけではない」と資産の安全性を高く主張しているため、資金調達を目的としたIEO(自社トークン販売)が実施される予定であったことが明らかになれば、Bitfinex側の主張が間違っているとの懸念が再燃する可能性がある。

なお、金額面でも今回のトークンセールで目標調達金額が10億ドルであるのに対し、裏付け資産の問題で挙げられた金額が「8億5000万ドル」と、近い金額であることも話題になった理由の一つにあるようだ。

現在、USDTなどの価格解離の状況は5日を経て収束に向かっているが、焦点となるiFine側と米NY州司法長官の主張の進展が、相場の上値を重くしている動きであるため、このIEOの実施に関する内容にも新たな注目が集まるかもしれない。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/20 火曜日
06:40
ストラテジー社とセイラー氏、ビットコイン投資の収益性めぐり投資家から集団訴訟
ストラテジー社とマイケル・セイラー会長が、仮想通貨ビットコインの投資戦略の収益性について虚偽の説明をしたとして投資家から集団訴訟を起こされた。
06:15
Bybit、USDT使用の株式取引開始 ストラテジーなど78社が対象
仮想通貨取引所Bybitが株式取引機能をGold & FXに追加。ストラテジーやコインベース、マグニフィセント7を含む78社株式をUSDTで取引可能。CFDモデル採用で実株保有は不要。
06:05
SEC、ソラナ現物ETFへの決定を延期 21SharesとBitwiseが対象
米証券取引委員会が21SharesとBitwiseのソラナETF提案について決定期限を延期し、パブリックコメントを求めると発表。Canary、VanEckも含む複数企業が仮想通貨ETF承認を競う中、SECの審査が本格化へ。
05:45
米メガバンクJPモルガン、顧客のビットコイン購入を許可
CNBCによると、JPモルガンのダイモンCEOが顧客によるビットコイン購入を許可すると発表。長年の仮想通貨批判にも関わらず顧客選択の自由を重視。
05:35
1100億円相当のビットコインを買い増し、セイラーのストラテジー社
米ストラテジー社は19日夜、2025年5月12日から18日の間に総額1,100億円を投じて、7,390 BTCを購入したことを報告した。
05/19 月曜日
18:00
Bitcoin革命、ZK技術で実現するBitcoinOSのアプローチ
ビットコインの可能性を広げるBitcoinOS(BOS)は、ZK技術を活用してビットコインのコードを変更せずにスマートコントラクト機能やスケーラビリティを実現。BitSNARK、Grailブリッジ、xBTCなどの革新的プロダクトで、ビットコイン中心の統合エコシステムを構築。
17:15
リミックスポイント、最大56億円を調達へ 44億円でビットコイン買い増し
リミックスポイントがEVO FUND向け新株予約権で約56億円を調達。44億円で仮想通貨ビットコイン買い増し、12億円をWeb3バリデーター事業に投資へ。
16:50
変わるWeb3業界の投資地図 今注目のVC3社が語る「実需とインフラ」重視の新戦略
TEAMZ WEB3 AIサミットで取材したC² Ventures、DFG、Jsquareの3社が語るWeb3投資の現在地。実需・収益性・規制対応を軸に見極めが進む中、インフラやAIへの関心、そしてアジア市場の可能性にも注目が集まる。
15:05
アーサーヘイズが今夏以降の「アルトシーズン」再来の見通し 年末までにビットコイン2.5倍予想も
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨の強気相場を予測、今夏を目処にBTC20万ドルへの上昇とアルトシーズン開始を見込む。自身のポートフォリオは20%を金(ゴールド)に配分し「最終的に1〜2万ドルまで上昇」と展望する。米国債務拡大がビットコイン高騰の追い風になると分析した。
14:15
中国系上場企業DDC、5000BTC保有目標のビットコイン準備金戦略を発表 
米国上場の中国系食品企業DayDayCook(DDC)が、ビットコインを戦略的準備金として3年間で5,000BTCの蓄積を目指す計画を発表した。同社は、すでに100BTCを購入済みで、2025年末までに500BTCの取得を目指す。一方、中国の仮想通貨規制をいかに回避するかにも注目が集まる。
13:22
メタプラネット、151億円でビットコイン追加購入 保有数7,800 BTCに
メタプラネットが約151億円で暗号資産ビットコイン1,004BTCを追加購入。保有総数は7,800枚に拡大。5月の資金調達・債務償還の経緯も紹介。
11:40
過去最高値目前のビットコイン、迫るゴールデンクロスが中・長期の買いシグナルを示唆
ビットコインは投資家が重視する50MAと200MAのゴールデンクロスによる買いシグナルが形成間近に。米国債格下げでドル安圧力も追い風にとなるか。トランプ米政権の貿易・関税政策とインフレ懸念がのヘッジ需要を高める可能性が指摘される中、さらなる上昇を示唆する。
11:11
CMEグループ、XRPの先物取引を本日より提供開始へ 
米CMEグループが本日より暗号資産(仮想通貨)XRPを先物取引サービスを開始する。機関投資家の参入機会の拡大とリップル社とSECの裁判の和解進展状況も含め、その背景を解説。
05/18 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、企業のETH大量購入やアーサー・ヘイズのBTC100万ドル到達予測など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:49
UPCXが2025 Tokyo E-Prixスポンサーに 次世代決済とFanlinkの可能性を解説
UPCXが「2025 Tokyo E-Prix」のスポンサー契約を発表。世界標準決済を目指すブロックチェーンプラットフォーム「UPCX」と、ファン支援サービス「Fanlink」の特徴をCEO中野誠氏が解説した。秒間10万件の処理能力やグローバル展開の展望とは?

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧