- ノボグラッツ氏がBTCのレンジ相場を予想
- 急騰後に大幅反落するなど、乱高下する仮想通貨市場。Galaxy Digital CEOはカンファレンスコールにて、ビットコインへの強気姿勢を続ける一方で、当面の間の「7000〜10000ドル」のレンジを予想する。
ビットコイン、7000〜10000ドルのレンジ相場か
ビットコインは、31日1時ごろに9000ドル(約99万円)に達したのち、最大12%の急反落を記録した。
この乱高下が起きる前に、著名投資家Michael Novogratz氏は、CEOを務める仮想通貨ファンド「Galaxy Digital」のカンファレンスコールにて、「ビットコインはまもなく、より狭いレンジ相場を推移する」との予想を伝えている。
同氏は、直近のビットコイン価格の急進に対して、「これから、ビットコインはしばらく7000〜10000ドル(77万円〜110万円)の間を推移することになるだろう。急成長し続けるには限界があるからだ。」と指摘した。
その上でNovogratz氏は、「この予測が外れるとしたら、投資家の熱狂的心理が相場をより引き上げることになる。」と相場の両面性を示した。
Novogratz氏はこれまでも、ビットコインに対して強気姿勢を維持しており、昨年は、2018年末には9000ドル(約98万円)辺りで落ち着くとも予測していた。しかし同氏は、機関投資家の参入やユースケース増加を背景に、ビットコイン価格の持続的上昇に確信を持っている。
これまで、ビットコインは様々な試練を乗り越えるフェーズを経てきたが、現在では消費者と金融分野における重要な一部となりつつあり、今や業界は活気に満ち溢れている。
Novogratz氏は先日、ICOなどの投機熱はすでに過ぎ去り、2019年は基軸通貨であるビットコインが主導する年だと言及している。
米経済番組でも言及
なお、米CNBC経済番組「CryptoTrader」のMCを務めるRan NeuNer氏は、「市場は上昇傾向にあるが、2017年ほどの大暴騰するアルトコインは、現時点ではほとんど見受けられない。果たしてその日は訪れるのか?」と問いかけた。
これに対し、Novogratz氏は、「昨年の仮想通貨氷河期を経て、個人投資家もひとまわり賢くなった。2019年のパフォーマンスでは、アルトコインよりもビットコインの方が勝るだろう。」と予想していた。