はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米仮想通貨プラットフォームが6月のビットコイン展望を「不確定」に変更、 金融市場との強い逆相関も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米取引プラットフォーム、5月分の相場レポート公開
米国の機関投資家向け仮想通貨取引プラットフォームSFOX社が5月分の相場レポートを公開した。独自の相場指標「Multi-Factor Market Index」に基づいて判断している。

ビットコインとS&P500指標で相関性確認

機関投資家などを対象とした米国の仮想通貨取引プラットフォームSFOXが5月分の月次相場レポートを公開した。

6月の相場展望を「不確定」とした他、ビットコインとS&P500との負の相関性が確認されたことなどを明記した。

SFOXは毎月価格推移と市場のセンチメント、及び業界の動向(ファンダメンタルズ)を基に独自の相場指標「Multi-Factor Market Index」を発表しており、「非常に弱気」から「非常に強気」まで7段階に別れている。6月分は先月の「やや強気」から「不確定」の移行が確認された。

不確定

出典:SFOX

相場の展望を「不確定」に変更した要因として、SFOX社は仮想通貨市場全体としては上昇が見られたものの、2017年の暴騰時のように、「買われすぎ」や価格の正当評価(フェア・バリュー)を超えているのかという点で懸念も大きいと説明。

価格急騰に飛び乗る「イナゴ買い」や、上昇に乗り遅れまいとするFOMOが、相場の価格変動率の増加に影響を及ぼしていると指摘した。

さらに特筆すべきは、5月中旬頃からビットコインとS&P500指標の間の相関性がマイナスに転じた点だ。両指標間では-0.9というかなり強い逆相関があることが確認された。

出典:SFOX

出典:TradingView

相関性がマイナスになることは一方が上昇した際、もう一方は下落する関係性があることを意味している。上記の場合、相関性がマイナスに転じる前にビットコイン価格が大きく上昇し、年初来価格で100%の上昇を記録していた。

CoinPost関連記事

年初から2倍に到達したビットコイン 初心者でもわかる仮想通貨高騰の背景
高騰相場が続くビットコインは90万円まで価格が回復。下落が続いた2018年の値動きから何が変化したのか?強い上昇トレンドの背景と最新状況を解説する。

また、このようにビットコインと米国の金融市場を代表する株価指数で相関性の変化が確認されたことは、米中貿易問題に対する懸念拡大により、リスク逃避資産として注目を集めたことも一因だとされている。

また一般的な株式と違い、P2P取引ができる点なども要因として挙げるアナリストもいる。

CoinPost関連記事

ビットコインが逃避資産として優れている理由 米仮想通貨投資ファンドCEOが解説
米国の仮想通貨投資運用ファンドのCEOであるMark YuskoがCNBCの経済番組にてビットコインが一般的な金融商品より優れている点を解説。ビットコインが逃避資産として着目される理由とは。

SFOX社は、今月は引き続き、G20首脳会議や米中貿易摩擦に関する進展を注視していきたいとしている。さらに今月末の米時間28日には、CME(シカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ)のビットコイン先物期限があり、併せて注視しておきたい。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/20 火曜日
18:39
イーサリアム将来価格2025展望 | ETF・機関投資家・開発動向の注目点
【2025年5月最新】イーサリアム(ETH)の将来価格と成長可能性を徹底分析。ペクトラ後の価格回復、ブラックロックのステーキングETF申請、機関投資家の700億円購入など最新動向を解説。
14:45
「サトシ」か「ビット」か? ビットコイン価格高騰で基本単位論争が再燃
ビットコインの価格高騰に伴い、コミュニティではその基本単位「サトシ」変更の議論が白熱している。サトシを廃止すべきというビットコイン改善提案177にジャック・ドーシー氏が支持を表明する一方で、反対意見も多く論じられている。
14:00
ブラックロック「BUIDL」で利回り増やす取引戦略 BounceBitが実証試験
BounceBitがブラックロックのトークン化米国債「BUIDL」を担保に利用して、年利20%を実現した取引戦略を公開した。ステーブルコインを担保とするよりも利点があるとしている。
13:10
個人ノード運用を容易に、ヴィタリックの新たなイーサリアム拡張案とは
仮想通貨イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が新L1スケーリング計画を発表。個人のノード運用を容易にする「部分的ステートレスノード」でガスリミットを10~100倍に拡張する革新的アプローチを提案。
12:35
米上院、ステーブルコイン規制『GENIUS法案』の審議進行可決
米上院が仮想通貨ステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」の審議を66対32で可決。消費者保護や倫理規定を強化した修正案で超党派合意が進展。
11:59
ビットコイン下髭で押し目買い意欲旺盛か イーサリアムにも機関投資家の強い関心
過去最高値の更新まで目前のビットコインは米国債格下げなど不透明感のある中、下髭形成し押し目買い意欲の強さを示した。50日・200日移動平均線のゴールデンクロスが目前に迫る中、イーサリアムには機関投資家の資金が集まり、CMEグループのXRP先物は初日に1,560万ドルの取引高を記録した。
11:20
SEC新委員長、仮想通貨規制を全面見直し
SEC新委員長ポール・アトキンス氏が仮想通貨規制の抜本的見直しを表明。前政権の執行措置を批判し、発行・保管・取引の3分野で明確なガイドライン策定へ。
10:35
リップル社、UAEの金融企業2社と提携
リップル社は、UAEのZand BankとMamoの2社が顧客になったことを発表。両社はリップルペイメントを使用すると説明しており、中東市場の事業を強化していく。
10:05
ソラナの新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」提案 性能引き上げへ
ソラナ開発スタジオAnzaが新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」を発表した。処理時間を理論的に約150ミリ秒まで短縮し、Web2と競合できる高速処理を実現するとしている。
08:45
ビットコイン急騰、米国債格下げと州法により"安全資産"化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは史上最高値となる10万9,000ドル付近まで上昇している。米国債の格下げを契機として米国の信用力に対する懸念が台頭し、ドル安が進行した。
08:02
ステーブルコイン大手サークル、コインベースとリップルから買収アプローチ=報道
USDC発行元のサークル社が50億ドル以上の企業価値での買収提案を複数社から受けている。リップルとコインベースからアプローチされ、IPO計画と並行して検討中か。
07:45
過去最高515億円含み益達成、エルサルバドルのビットコイン投資
エルサルバドルが保有するビットコインが515億円の含み益を達成。国際通貨基金との合意に反してビットコイン蓄積を継続中。
07:25
コインベース顧客情報流出事件、米司法省が捜査開始=報道
米司法省が仮想通貨取引所コインベースの顧客データ流出事件について刑事捜査を開始。インド拠点従業員への贈賄による情報漏洩で、ハッカーが2000万ドルの身代金を要求していた。
06:40
ストラテジー社とセイラー氏、ビットコイン投資の収益性めぐり投資家から集団訴訟
ストラテジー社とマイケル・セイラー会長が、仮想通貨ビットコインの投資戦略の収益性について虚偽の説明をしたとして投資家から集団訴訟を起こされた。
06:15
Bybit、USDT使用の株式取引開始 ストラテジーなど78社が対象
仮想通貨取引所Bybitが株式取引機能をGold & FXに追加。ストラテジーやコインベース、マグニフィセント7を含む78社株式をUSDTで取引可能。CFDモデル採用で実株保有は不要。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧