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中国やインドで使えない?仮想通貨リブラのウォレット送金アプリ「カリブラ」制限地域を懸念視

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「カリブラ」は中国やインド、多くの国で使えない?
仮想通貨「リブラ」を利用する送金アプリ「カリブラ」が2020年にローンチされる際、中国やインド、ロシアなど多くの国で利用禁止となる可能性が浮上。注目を集める通貨のマーケットシェアへのマイナスの影響が懸念される。

「カリブラ」は中国やインド、多くの国で使えない?

仮想通貨「リブラ」を利用する送金アプリ「カリブラ」は2020年のローンチ時には、多くの国で利用禁止になる可能性が高いとされている。

リブラが発表されると同時に、リブラを利用するウォレット兼送金アプリ「カリブラ」も公表され、同アプリは現在テストネットの状態にある。

カリブラはフェイスブックの子会社で、公式ページでは今後世界中にいる17億以上の銀行口座を持たない人を対象にサービスを提供することを目指していると掲げた。

2017の世界銀行のデータによると、銀行口座の最も低い保有率の国や地域として、経済大国の中国(12%)、インド(21%)や中東やアフリカ北部地域(サブサハラ地帯)が挙げられる。

しかし実際どの国に展開するかは詳しくは書かれていない。カリブラの代表者は米ITメディアTechCrunchに対して、その利用範囲に関してこのように明かした。

リブラ・ブロックチェーンはグローバルで利用できるが、そのウォレットサービスが仮想通貨リブラの利用対象国を決める。

カリブラとしては、米国の経済制裁国や仮想通貨の利用を禁止している国に対してはサービスを提供しない。

この条件を踏まえてTechCrunchは、中国は現に仮想通貨の利用を禁止しており、インドでは厳しい刑罰を伴う仮想通貨の禁止法案が提出され、先が見えない状況であるため、中国とインド(世界人口の最も多い両国)ではカリブラのサービスを利用することは不可能だろうと推論した。

中国ではもとよりフェイスブックへのIPアクセスが禁止されているため、業界からも期待されていなかった。しかしインドではフェイスブックのメッセンジャーアプリWhatsAppの利用割合が世界水準で最も多く、カリブラはそのアプリを通して利用が可能であるため注目市場としての見方が強まっていた。そのため仮にカリブラがインド市場でアプリが利用禁止となった場合、利用ユーザー数とその売り上げなども目標の17億人を下回る可能性が懸念される。

また経済制裁国には、ロシアやイラン、北朝鮮やベネズエラが挙げられる。

カリブラと仮想通貨リブラの利用に関する規制の解消について、フェイスブックはその公式発表を行う前より、複数の政府機関との対話を重ねているという。米連銀の議長はこの点について、連邦公開市場委員会(FOMC)上で明かした。

フェイスブック社は発表前の段階で多くの規制機関と対話を重ねており、我々(米国の連銀)もその一部に含まれていた。

実際、カリブラの利用者規約は現状まだ公開されていないため、具体的に利用不可能の国リストは把握できないものの、カリブラの代表者発言から、少なからず中国・インドなどの市場には参入しない可能性が高いのではないかと業界から推測されている。

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