はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

英金融規制当局、小口向けの仮想通貨デリバティブを禁止する方針

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

英FCA、リテール向けの仮想通貨デリバティブ提供を禁止する方向へ
イギリスの金融行動監視機構は、リテール投資家に向けた仮想通貨デリバティブ商品を禁止する意向を表明した。UK暗号資産タスクフォースを受け検討したもので、最大6億ドルの投資資金が損失を受けずに済むと見ている。

英、リテール向けの仮想通貨デリバティブ商品を禁止か

イギリスの金融行動監視機構FCA(日本の金融庁に該当)は公式のドキュメントを開示し、リテール(小口)投資家に向けた仮想通貨デリバティブ商品を禁止する意向を表明した。

「リテール投資家向けの差金決済取引商品を制限することに関して」と名付けられたドキュメントによると、FCAは近いうちに、ビットコインの先物や仮想通貨の差金決済取引(CFD)およびその他の仮想通貨関連デリバティブの禁止を提案する「諮問書」を公開すると予定している。

差金決済取引(CFD)とはとは

CFD取引は、”Contract for Difference”の略で、「差金決済取引」と訳され、原資産となる国内外の株価指数や株価指数先物、債券先物、現物株、コモディティといった様々な金融商品の価格を参照して行なわれる取引を指す。 ヨーロッパでは、株式取引の30%がCFD取引とされるほどの人気を博している。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

今回の意思表明は、昨年FCAが主導した「UK暗号資産タスクフォース」の最終報告を受けた上で検討したものだ。すでに昨年末には同局の上層部は禁止の方針をほのめかしたが、今回FCAは、「仮想通貨デリバティブは複雑で、且つ倍率を容易にかけられるため、経験の比較的に浅いリテール投資家にとって過度なリスクをもたらしえるものだ。」と解釈している。

英仮想通貨デリバティブの規模において、仮にこの禁止方針(特定の商品)が実施された場合、FCAは、リテール投資家による最大6億ドル(約650億円)の投資資金が損失を受けずに済むと見ている。

金融規制と顧客の保護を厳格に行うイギリスの金融当局は、リテール投資家に対する保護策を講じており、米国・日本と並ぶ仮想通貨大国のイギリスの市場、および世界市場にどのような影響を及ぼすのか、現段階では未知数と言える。

Coinpost関連記事

英国初、仮想通貨専門のヘッジファンドが誕生 FCA認可を受け120億円以上の資産運用が可能に
英FCAが仮想通貨専門のヘッジファンドを認証、英国初の仮想通貨専門のヘッジファンドが誕生した。
「フェイスブックの仮想通貨リブラは、最高水準の規制を遵守する必要性がある」英中銀総裁
英イングランド銀行総裁は、フェイスブック主導の仮想通貨「Libra」を公平な視点で評価するも、各国における最高水準の規制を遵守する必要があると指摘した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/25 土曜日
11:15
テザー 今年2.3兆円の利益見込む、米国向け「USAT」は1億米国ユーザーへのリーチ目指す
テザーは今年の利益が2.3兆円に達する見込みだ。米国向けのステーブルコインはUSATは12月にローンチ予定。
10:40
大口投資家、4日間で74億円相当のソラナを購入 ビットコインの大口購入も
オンチェーンアナリストの報告によると、大口投資家が直近4日間で約25万ソラナ(SOL)を購入したことが明らかになった。
10:00
中規模保有者(ドルフィン)の需要がビットコイン市場を牽引=CryptoQuantレポート
CryptoQuantが仮想通貨市場の最新レポートで、中規模保有者「ドルフィン」がビットコインの蓄積を続けていると指摘した。重要な価格水準や動向を解説している。
09:05
米民主党議員、トランプ大統領によるCZ氏恩赦を批判
米下院金融サービス委員会のランキングメンバーである民主党議員は公式声明で、トランプ米大統領が仮想通貨取引所バイナンスの共同創設者CZ氏に恩赦を与えたことを批判。恩赦の背景などを説明している。
07:55
JPモルガン、コインベースのBaseトークン発行で最大5兆円の価値創出を予測
JPモルガンがコインベースのBaseトークン発行により最大340億ドルの価値が創出される可能性があると分析した。
07:00
CZのバイナンス復帰確率高騰、トランプ大統領の恩赦を受け
トランプ大統領がバイナンス創設者CZを恩赦したことを受け、ポリマーケットでバイナンス経営復帰予測が活発化。確率は一時82%まで急騰後30%付近で推移。トレーダーGarrett Jin氏は恩赦を予測し2倍リターンを達成した。
06:50
リップル、Hidden Road買収完了でプライムブローカー事業参入
リップルがヒドゥン・ロードの買収を完了し、仮想通貨企業初のグローバル・プライム・ブローカー運営企業となった。
06:15
ポリマーケット、独自トークン「POLY」発行とエアドロップ実施を正式表明
人気イベント賭けサイトのポリマーケットがPOLYトークンの発行とエアドロップを正式に表明した。米国市場再進出後になる見込みだ。
05:50
スペースX、今週2度目のビットコイン大量移動 ウォレット再編成か
スペースXが24日に約204億円相当のビットコインを移動したとアーカム・インテリジェンスが報告した。
05:35
トランプ大統領、CFTC委員長にSEC仮想通貨タスクフォースのセリグ氏を指名
トランプ大統領がCFTC委員長にSEC仮想通貨タスクフォースのメンバーを指名する方針を固めたとブルームバーグが報道した。
10/24 金曜日
18:48
米金融最大手JPモルガン、ビットコイン・イーサリアム担保融資を世界展開へ
JPモルガンがビットコイン・イーサリアム担保融資を2025年末開始することがわかった。米金融最大手の参入で暗号資産(仮想通貨)が機関投資家市場で本格化。モルガン・スタンレーなど大手金融も相次ぎサービス拡充している。
17:14
モブキャストHD、仮想通貨ソラナ(SOL)の取得・保有を開始
ソラナ特化のトレジャリー戦略で財務基盤強化へ モブキャストホールディングスは10月24日、暗号資産ソラナ(SOL)の取得および保有を開始したと発表した。 同社はかつてゲーム事業…
16:46
日本初の円建てステーブルコインJPYC、正式リリースへ
JPYC株式会社が10月27日午後1時、日本初の円建てステーブルコインJPYCを正式リリース。発行・償還・送金手数料は無料。第二種資金移動業者として第1号の認可取得。
16:30
米トランプ政権、量子コンピュータ企業へ株式取得型支援検討か 関連銘柄が急騰=WSJ報道
トランプ政権が量子コンピュータ企業への出資型支援を検討していると報道され、政府と協議中とされるIonQ、Rigetti、D-Waveなどの関連銘柄は最大20%上昇した。
13:25
イーサリアム『フサカ』12月3日実装へ、次期『グラムステルダム』準備も
イーサリアム開発者は第223回ACDE会議で、フサカアップグレードの12月3日実装と、次期グラムステルダムの提案締切(10月30日)を決定。BAL技術導入やEIP 8058の追加など、スケーラビリティ強化に向けた計画が明らかに。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧